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「369弥勒」と「567コロナ」の暗合で読む世界の新生/大塚寅彦

2020年の新型コロナ・ウイルス禍に瀕する世界に、「369」と「567」という、みろく・ころなの暗合を読む。迎える大難を小難に収める立て替えやいかに!?

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文=大塚寅彦

秘教ナンバー「3」

 0から9の10個の数字のうち、不思議なつながりを持っているのが3・6・9の3つの数字である。

 それぞれを加算してみよう。

 3+6=9。3+9=12。12の1と2を足すと3。
 6+9=15。15の1と5を足すと6。

 このように、加算結果を一桁にするとすべて3・6・9の中に収まる。
 そして、乗算では以下のようにすべて「9」になる。

 3×6=18。1+8=9。
 3×9=27。2+7=9。
 6×9=54。5+4=9。

 また3の倍数を同様に分解して加算し、一桁にすると369のいずれかとなる。

 3は宇宙の起源的な話、根源的原理においても出て来る数である。

 古事記の天地開闢では「造化の三神」として天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)が高天原に現れており、皇室に伝わる皇位の象徴は三種の神器である。西欧においてはキリスト教に三位一体(父と子と聖霊)の概念があり、仏教においても三宝(仏・法・僧)があり、阿弥陀三尊や釈迦三尊という三尊仏の概念もある。

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