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ウェブマガジン ムーCLUB

ムー本誌の特集記事のほか、ここだけの特別企画やインタビュー記事、占いなどを限定公開。オカルト業界の最奥部で活動する執筆陣によるコラムマガジンです。一部記事は全文公開します。
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2021年7月の記事一覧

幻灯機の女性/読者のミステリー体験

「ムー」最初期から現在まで続く読者投稿ページ「ミステリー体験」。長い歴史の中から選ばれた作品をここに紹介する。 選=吉田悠軌 幻灯機の女性 東京都 59歳 池田まりよ  あれは3年ほど前、千葉県柏市に住んでいたころのことでした。  ある日、昼間は忙しくて愛犬を散歩に連れていけなかったので、もう夜も11時40分ごろになってから出かけました。  そのとき、私が散歩コースに選んだのは、それまでもときどき通ったことのある道でした。 右側には住宅と粟畑があり、左側は森になっていま

1978年の「口裂け女」メディア報道/吉田悠軌・オカルト探偵

「口裂け女」の噂は、1979年の大流行によって初めて日本全国へ広まった……そんな”定説”のマスクをはがし、オカルト探偵が「これでも……?」とデータを見せつける。1978年に埼玉で出現した「口の裂けた女」が報じられていた資料を発見したのだ! ムー本誌に先駆け、前振り・速報記事をお届けする。 文=吉田悠軌 #オカルト探偵 1979年1月22日「名古屋タイムズ」「……わたし、きれい?」  宵闇に子どもを待ちぶせ、そう問いかけてくるトレンチコートの大女。マスクをはずせば、耳まで裂

レンデルシャム事件のUFOが撮影されていた! ウッドブリッジ空軍基地の未確認飛行物体/並木伸一郎

新サイト「webムー」で公開 https://web-mu.jp/paranormal/14478/ 肝心の写真が存在していなかった「レンデルシャムUFO着陸事件」。 だが、事件前日に近隣住民のひとりが、UFOの姿を捉えていた! 2021年になって公開された、驚くべき画像を本邦初公開する。

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ナチス・ドイツを操った天才占星術師カール・エルンスト・クラフト/羽仁礼・ムーペディア

毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。 今回は、ヒトラーの暗殺計画を予言し、のちに〝ヒトラーの指南役〞とも噂された天才占星術師を取りあげる。 文=羽仁 礼 ヒトラーが重用した? 謎の天才占星術師  ナチス・ドイツは、国家ぐるみのオカルト集団だったともいわれる。この主張の一環として、アドルフ・ヒトラーにはお抱えの占星術師がおり、その助言に基づいて政策を決定していたという風説もあるようだ。その占星術師の名は、カー

探査機ジュノーが撮影した巨大惑星「木星」の驚異/権藤正勝

太陽系最大の惑星である木星。最近、イラストと見まごうばかりの詳細かつ 極彩色の木星表面の写真を目にした読者も多いだろう。新しく公開される木星の写真の多くは、NASAの最新の木星探査機ジュノーが撮影したものである。今回は、探査機ジュノーのとらえた美しい画像とともに、知られざる木星の姿を見ていこう。 文=権藤正勝 写真=NASA 地球の318倍の質量の巨大なガス惑星  木星は、太陽系の8個の惑星のうち、太陽から5番目に離れた公転軌道を持つ惑星で、地球からは、火星、小惑星帯を挟

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猫顔異星人から生体・機械の異常現象まで…オーストラリア国立公文書館の「UFO文書」公開/遠野そら・MYSTERY PRESS

新サイト「webムー」で公開 https://web-mu.jp/paranormal/13506/ オーストラリア国立公文書館が公開したUFOレポートには、世界各地のUFO・異星人情報が記されていた! 驚きの情報量には、なんとアレン・ハイネックがかかわっていた!

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別の場所の夫/読者のミステリー体験

「ムー」最初期から現在まで続く読者投稿ページ「ミステリー体験」。長い歴史の中から選ばれた作品をここに紹介する。 選=吉田悠軌 別の場所の夫 福井県 66歳 今井富貴子  私の前夫は、ときどき私に奇妙なことをいっていました。  どうやら自分には、もうひとりの自分がいて、その別の自分が別の場所にいることがよくあるらしい、などということです。  でも、当時、まだ若かった私にはそんな話は少しも信じられず、何をバカなことをいっているのだろうと思うだけでした。  そんな、ある日のこ

1950年代アメリカを覆う分断の闇「ラヴクラフトカントリー」恐怖の解体対談

2020年の放送で世界的に話題となり、エミー賞にも18部門でノミネートされた傑作ホラードラマ 『ラヴクラフトカントリー』のDVDがレンタル展開される。1950年代アメリカを舞台に怪物や魔術、秘密結社が入り乱れる物語を通じ、人間同士の分断という闇も描かれる作品だ。本作が訴える恐怖の本性についての対談をお届けする! 語り=辛酸なめ子+三上丈晴(ムー編集長) 構成=いわたみどり 人物撮影=我妻慶一 取材協力=ワーナー・ブラザース 全国のレンタル店にてzalartworks氏によ

元祖・心霊特番「あなたの知らない世界」の思い出/初見健一・昭和こどもオカルト回顧録

夏休みにぼんやりテレビを眺めている子供たちは、しばしば「恐怖の実体験」を目の当たりにした。心霊特番「あなたの知らない世界」を振り返る…。 文=初見健一 #昭和こどもオカルト テレビ史を変えた真昼間の心霊番組 夏が近づくと思い出すのは、小学生時代の夏休みに必ず見ていた「あなたの知らない世界」、そして「見なきゃよかった!」と後悔しながら、眠れないままに過ごした暑苦しい熱帯夜の記憶である。 「あなたの知らない世界」とは、1968年に放映開始された日テレ系の『お昼のワイドショー』

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ブダペストの夜/西浦和也・裏話怪談

不意に姿をみせるこの世の裏側。いつ、どこで出会ってしまうのか、それはだれにも分からない。今回は、遠く異郷の地で遭遇してしまったそんな裏話怪談を、一話。 文=西浦和也 #裏話怪談 イラストレーション=北原功士 ブダペストの夜 怪談といえば、目の前に幽霊が現れる話が多い。当然その方がわかりやすく腑には落ちる。ところが稀に幽霊とは思えない、時代の記憶を見てしまうこともある。

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透視や霊術を使い、星を操作する! 驚異の物理霊媒 本吉嶺山/不二龍彦・日本神人伝

新サイトwebムーで公開 https://web-mu.jp/history/40718/ 文=不二龍彦 日本で伝説的に語り継がれてきた霊媒は数多いるが、その能力の非凡さと多彩さにおいて、まさに希代の霊媒と呼ぶにふさわしい人物──それが、本吉嶺山(もとよしりょうざん)である。 本吉嶺山とは何者だったのか。記録に残された彼の能力の片鱗をトレースしながら、その人物像に迫ってみたい。

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30年前のUFO墜落事件を追う! ギリシア・アテネ「へレスの怪光」の謎/並木伸一郎

新サイト「webムー」で公開! https://web-mu.jp/paranormal/10338/ ペンタゴンの情報開示により、存在が明らかになったUFO。だが、まだまだ歴史の闇に隠された驚くべき事件がある。ギリシアUFO墜落事件──。 改竄された残骸の分析レポート、触れられなかった目撃者の証言。軍部によって隠蔽された、"あの"ロズウェル事件に酷似した、忌まわしきUFO事件のひとつである。

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UFO・UAP情報公開に紛れる「CRAPs」という”異星人事件”カテゴリ/遠野そら・MYSTERY PRESS

新サイト「webムー」で公開 https://web-mu.jp/paranormal/13494/ 米国の情報開示でクローズアップされた「UAP」という用語。これによって「UFO」がさすものも変わろうとしている……という中で「CRAPs」なる用語にも注目が。UFO情報のニュアンスを読み解く重要ワードなのだ。

夏目漱石から始まる「怪奇と幻想」の血脈! 内田百閒・芥川龍之介・寺田寅彦らを襲った怪現象/東雅夫

日本近代文学の大文豪、夏目漱石。『吾輩は猫である』や『坊っちゃん』『三四郎』など、人間模様や恋愛模様をテーマにした作品で知られるが、一方で、幻想文学の先駆けとなった「夢十夜」に見られるように、怪談や霊的世界にも関心を持っていた。そんな漱石と、彼を師と仰ぎ、その「おばけずき」気質を受け継いだ作家たちが紡ぐ怪奇の物語をお届けする。 文=東 雅夫 イラストレーション=シブヤユウジ 日本を代表する文豪が見せる意外な一面  夏目漱石といえば、だれでも名前くらいは知っている、日本近代

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