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愛される人の条件。

入院中も日々、アロマの力に助けられてます♡
misatoです。

今日は、病棟でとっても愛されてるおばあちゃんがいたので
その方のことについて書いてみようかなと
思います。

隣のベッドのおばあちゃん。
自分で起き上がることもできなくて
トイレも食事も一人ではできない。
だからいつも看護師さんや介護士さんが
お手伝いにやってきます。

最初は、看護師さんたち大変そうだなぁと思いながら
会話など聞いていたんですが(聞こえてきちゃうのでねw)。

『あれ?看護師さんも介護士さんも
なんかみんな楽しそうだぞ?』
笑い声もよく聞こえてくる。

高齢の方にはみんな優しいのかな??
そんな風にも思ってました(←どんだけw)

でもね、違ったんです。

魅力はおばあちゃんにあったんです。

おばあちゃんはまず
『ありがとう』を1日に何度も何度も
数えきれないほど口に出します。

自分でできないことがほとんどで
手伝ってもらうことばかりだけど、
だからって「ごめんね」とは言わないし。
かわりに「ありがとう」って言う。

自分がやって欲しいことや嫌なことも
きちんと伝えていました。
自分の意思を自分の言葉ではっきりと。

食事も「ありがたいからなんでも食べるよ」
と言っていつも残さず食べていて。

ココロがとっても素直で元気な方なんだなぁ。
そんな風に感じたんですよね。

だからね、病院のスタッフの方達も
おばあちゃんのことを
「お世話が必要な大変な人」とかじゃなくて
すごく対等に接していたんですよね。

それがすごく良いなぁ。素敵だなぁって感じました。

自分ができないことを引け目に感じるのではなくて、
できないことはできないと受け入れる。
そして素直にできない。手伝って欲しいと伝える。
かわりにやってもらったら心から感謝する。

なんかすごくシンプル。

そしてね、さらに素敵なのが
おばあちゃんがありがとうって言うと
病院のスタッフさんも「こちらこそだよ」って
みんな言うんですよ。

だからおばあちゃんの周りは本当に
「ありがとう」が溢れまくってました。

遠慮して言わない。
我慢して伝えない。
嫌われそうだから。
嫌な顔されそうだから。

そんな気持ちも物凄くわかるし、
特に日本人は我慢が美徳と思われたりもする。

でもね、好きなこと言っても
できないことはできないって伝えても
嫌われたりしない。

自分のいる世界も
おばあちゃんのいる世界も
とっても優しいんですよね。

おばあちゃんは退院してしまったけど、
私はこんなに素敵な方と隣のベッドで
過ごせて幸せだったなぁと思います。

私も愛されるおばあちゃんに
なりたいなと。夢がまた一つ増えた気がします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。



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