「皆が自分の幸福を願っている」の言霊の効用

私達は多くの刷り込みと洗脳によって、他人は自分を攻撃するものだと教えられてきました。
それは気付かないうちに増幅し、不信感という異物を心の中に作り上げ、知らずに他人を攻撃してきました。

不信感を放出すれば、不信感が戻ってきます。
そうして、不調和の人間関係が出来上がります。
不調和の人間関係は、敵を作り、いつの間にか自分自身を蝕み、周囲の人をも不機嫌にする波動をまとうことになります。

この黒い波動が積もり積もっていくと、良くない現象が現れます。
少しずつ良くない現象が起きて、微調整出来る間は、ラッキーですが、殆どの場合、大きな良くない現象が起こってから、大きな軌道修正を余儀なくされます。
過ちに気付かず軌道修正できない場合は、トンネルから抜け出る事はないでしょう。

引き寄せは、自分の為に行いますが、この社会では、自分一人で生きているわけではありません。
そして、自分に良くない現象が起きたときに、立ち直っていくために、他者の力が必要になることもあります。
そんな時、枯れ果てて虫だらけの芝生の自分が不幸で可哀想で、隣の青い芝生の人が偉そうに幸せをおすそ分けしてきたようで鬱陶しく感じる事があるかもしれませんが、こういった時こそ、トーシャ・シルバーさんの本にあった「皆が自分の幸福を願って応援してくれている」とアファメーションする事が大切です。
※勿論、自分にあったアファメーションで大丈夫ですよ。

この言霊は、自分ではどうすることもできない、考えつかない時にこそ、力が発揮されました。

例えば、ベースボールでも、自分がチームの中の一人ではあるけれど、実際は皆で戦います。選手以外にも、指導者、体を作る人、道具や会場を作り整備する人、応援する人など、沢山の人が絡んでいます。
そこには自分が所属するチームへの信頼関係があり、自分にできないこと、自分の持ち場ではないことは、他者が行います。
実生活でも、自分にできないことは、チームに任せる事が必要です。

実生活は、どういった人が自分のチームなのかは、わかりません。昔からの知人かもしれないし、新しく出会った人かもしれないし、ご先祖様かもしれません。

自分がオープンで誰かと繋がっているには、「誰もが自分の幸福を願っていると思っている」ことを土台に置き、そのように思いつづける事で、自然と自分の言動にも変化が起こり、結果的に要所要所で、色んな人が自分の利益になるように動いてくれます。
それは、人によっては奇跡とよぶような内容の利益をもたらしてくれます。

勿論、人間ですから、100%自分の思う結果ではない事もありますが、大きい視点に立って、小さい不満はみすごすのがいい方法です。他人は自分のロボットではないのですから、100%完璧を与えてくれるわけではありません。80%でも自分の希望通りだと、喜んでる方が、次の奇跡に繋がっていきます。
実際私は、つい湧き上がる不満をスルーするように努めて(不満を昇華するのは、結構大変です)、感謝の思いを周囲の人に送っていたら、120%とも200%ともいえる大きな喜びをその人達から頂きました。まさに奇跡とよぶような利益がもたらされ続けたのです。

何故あの人はいつも人に好かれて、物事が上手くいくのかな？と思い悩み嫉妬する時は、是非とも「皆が自分に幸福になってほしいと願っている」という言霊をアファメーションしてみてください。
自分の中から他人を信じる気持ちが生まれて、自分の言動も変わり、結果的に多くの喜びを受け取れるようになります🍎