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7月5日ヤスパース

今日も『まいにち哲学』(原田まらる著)から1ページ、哲学の基礎を(どちらかというと入門レベル)学んでまいります。

今日7月5日はヤスパースのお言葉。
あなたはいちばん近くのことにもこんなに不器用なくせに、なぜいちばん遠いものを捜しているんですか。

常に生き急いでいる自分には、なかなかしんどいお言葉…。

ヤスパース(1883-1969)は、ドイツの精神科医・哲学者。ナチスの弾圧を受ける中、1人ではどうしようもできない状況を「限界状況」と名付け、他人や超越者との「実存的交わり」によってそれを乗り越えられるのだと熱弁を振るったそう。

この限界状況という言葉が大変気になったので、調べてみました。

限界状況になることによっておとずれるのは「自己の死」。
つまり、限界状況に突き当たることによって、人々がそれまで意識していた自己の存在に対する確実性の挫折を自覚させられるらしい。(もう自分ではどうしようもない力が働いているから)

人は普段は気晴らしなどにふけることによって、実はすでに前提として限界状況のうちにあるのだということを忘れてしまっているらしい…←これが実存主義の考え方か。

そして、壁に突き当たって挫折する経験は、人を頼るもののない孤独と絶望に突き落とす。しかし、限界状況に直面したときにこそ「実存的まじわり」や「超越者との出会い」によって、人は実存に目覚める…らしい。

この「実存的まじわり」や「超越者との出会い」によって、人は実存に目覚める
というのがどうしてもわからない、、次ヤスパースが出てきた時に、もっかい見直してみます。

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