見出し画像

6月25日エリック・ホッファー

今日は書店で『まいにち哲学』(原田まらる著)を購入しました。1日1ページ、様々な哲学者たちの言葉が載っている構成です。

今日6月25日は、エリック・ホッファーのお言葉。

世界で生じている問題の根源は自己愛にではなく、自己嫌悪にある。

エリック・ホッファー(1902-1983)はアメリカの社会哲学者(今日初めて知りました)。幼少期に盲目となったものの、青年になるまでに奇跡的に視力を取り戻したそう(つよい)。底辺労働の場に身を置き、大学で教鞭をとるようになってからも労働を続け、現場から社会を眺めたんだとか。

エリック・ホッファーが行きた時代は、南北戦争後の工業化やWWⅠやら世界恐慌やらがもろ被っていて(激動だ)労働環境もそうとう劣悪であったのではないかと思います…。(黒人奴隷の話も絡んできそう)

さて、エリック・ホッファーの略歴に脱線してしまいましたが、大事な彼の主張の方をみていきます。

世界で生じている問題の根源は自己愛にではなく、自己嫌悪にある。」(再掲)

読んだ時、「あっ、めっちゃわかる…」と思いました。基本的に"自分のことが好き"な人は、ちゃんと精神的に満たされていて安定していることが多いと思います。対して自己嫌悪がある…自己肯定感が低い人は、周囲にその存在価値の拠り所を求めたり、承認を求めたり…。

組織においても、同じだと感じます。(ここからさらに話し出すと長いので割愛)(余裕があったら追記する)

また、「自暴自棄になっているときは、他人に対しても破滅的な態度で接してしまう。また、自分を犠牲にする覚悟があるときは、他人をも犠牲にしてしまいやすい。」という言葉は、今の自分に向けられている気がして反省しました。

自己犠牲論をよしとしている訳ではなく、自分の美意識の中に「自己犠牲」の「覚悟」というのがわりとあるのです。

自己愛というのはむつかしいですね。おそらくこの書籍のどこかでは取り上げられるでしょうから、その際に勉強したいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?