「信用」はしすぎてもされすぎもよくない:前編
はじめに
おはようございます。
むぎです。
あなたは周りから「信用」されていると感じることはありますか?
反対に、あなたが「信用」できないと感じるのはどんな人ですか?
この「信用」というのは、捉え方によっては少し厄介だなと感じることがこれまでもあったので、今日は「信用」との向き合い方について考えてみました。
「信用」とは過去の積み重ねである
そもそも「信用」という言葉について、
ローンの審査なんか身近でわかりやすいでしょうか。
こちら側の〇〇万円借りたい、という希望に対して
金融機関側がこの人にそのお金を貸しても大丈夫かという
「審査」が行われます。
その際に参照するのが過去の「信用情報」というもので、
これまでにいつどんなところからいくら借りているのか、
返済状況はどうか、などの情報が一目でわかるようになっています。
その情報を元に、その人に貸しても大丈夫かどうかの判断を行い、
問題なければ無事に借入できるという仕組みになっています。
この時に過去の返済状況で問題があったり、
全く情報がなさすぎるなど
金融機関側にとってリスクありと判断された場合は
残念ながらお断りになるんですね。
(ローンの審査基準は各社異なりますのであくまで一例と捉えてください)
でもこれって金融取引に限らず、
人間関係全般にも通じる考え方だと思いませんか?
これまでの付き合いの中で信用できる人であればお願い事を受け入れるし、逆にこれまでに裏切られた経験がある、または全くの初対面の人のお願いを素直に聞き入れようとは思わないですよね。
ただ、今回私が厄介だと感じているのが、
この過去の信用というものが、
こちらが与える期待値に左右される
こともあるんじゃないかということです。
人に与える「信用」はある程度自分でコントロールできる
さて、信用はこちらが与える期待値に左右される、どういうこと?
と思われた方もいらっしゃると思うのですが、これは
自分と相手との間の期待値調整がうまくいっているか
という要素がその後の信用に大きく関わっているのではないか
ということです。
期待値調整とは自分が相手に与える期待値をコントロールするということなのですが、
たまにいる自分をやたらと大きく見せようとする人
このタイプの人はこの期待値調整という観点ではかなり危険だと思います。
自分はこんなにもすごいんだ、と豪語して相手を期待させた挙句、
いざやらせてみたら全然ダメじゃないか。
期待値を超えることができなかった、
ここで一つの信用が失われてしまっているんです。
先ほどのローンの審査なんかで言えば自分の収入を多少多めに申告して
ぎり審査が通ってしまい、身の丈に合わない返済額で苦しむ
なんてことが起こりうるわけです。
だから自分のことを大きく見せようというのは
かえって相手の期待値を無駄に引き上げ
信用を失う機会を作っているとも言えるのではないでしょうか。
もちろん、自分であげたハードルをたまたま乗り越えられれば
評価はされるでしょうが、
身の丈に合わないハードルをコンスタントに乗り越え続けるのは
なかなか難しいですよね。
それならハードルを極力下げておけばいいのか。
と言われるとこれも違う気がします。
先ほどのローンの審査であれば収入が低すぎればそもそも
お金を貸せないとなりますし、
仕事であれば自分は能力がないと言っているようなものですから
ろくな仕事が振られない、というかそもそも採用されないのではないでしょうか。
これらを踏まえて、一番いいのかはもうわかりますよね?それは
自分の身の丈にあった期待値を相手に与える
ということだと思います。
自分はこのくらいのレベル感だということを素直に相手に伝えることで
相手に偽りのない自分を知ってもらう。
その上でその期待のハードルを超えることができれば相手からの信用は
しっかり勝ち取れます。
これを愚直にこなし続けていれば、あなたの信用の残高はどんどん積み重なっていき、次第に大きな期待を与えられることになるでしょう。
もしそれでダメでも、これまでの信用の積み重ねさえあれば多少多めにみてくれることもあるのではないでしょうか。
おわりに
改めて考えてみても「信用」って難しいなと思いました。
ふと営業職時代の経験を振り返ってみたんですけど、
初対面のお客様に対して、
警戒を解き、
確かなヒアリングと情報提供で信用を勝ち取り、
契約をお預かりする。
この一連のプロセスがまさに「信用」とは何かを体現しているなと感じました。
今回のまとめをするならば、
背伸びはせず、身の程をわきまえて誠実に生きよう
というところですかね。
次回は自分が相手に対しての「信用」をどうコントロールするかについて
書いていこうと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
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