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【事務長の頭ん中】12/8〜面接での心得 その3〜

※事務長の頭ん中は神谷が思い付いたこと、感じたことをただただ吐き出す場所です

前回までのコラムで、求職者の良いところ探すより違和感が少ないかどうかに注力した方が良いよ、と私なりの採用基準についてお話ししました。

面接の目的は入職後のミスマッチを無くすことです。
求職者を知る場であり、私たちを知ってもらう場です。
「双方に違和感が無いかを確認する場」とも言い換えられます。つまり、面接官だって求職者に違和感を与えてはいけません。

今回は面接官(部門長)の正しい振る舞いについて私の考えを伝えます。


大前提として、世の中は人手不足です。
全ての業種で採用が難航しています。

採用におけるライバルは近隣の医療機関だけではありません。
例えば、看護師資格を有していても半分以上が医療機関以外で働いている、というデータがあります。(行政、ケアマネ、治験モニター、保育園、美容などなど)

選択肢がたくさんある売り手市場においては、求職者は言葉には出さずとも「選んであげてるんだよ」という内心で面接に来ています。

私は面接において、求職者の違和感を見ると同時に、面接官が違和感を与えていないか、を気にしています。
#部門長は耳をかっぽじって聞いてね

面接官は業務内容や就業時間を説明し、この環境で働くことが出来るか、という視点で質問をしています。

「◯◯という業務があります。出来ますか?」
「就業時間は19:30までです。時間は大丈夫ですか?」
「子供が風邪をひいた時も働けますか?」

もちろん、これらは最終的に確認すべき内容なのですが、冒頭からこの質問をされたされた求職者は頭の中に「はてな(?)マーク」が出るでしょう。

『もちろん働けるけど、その前にもっと伝えることがあるんじゃないですか??』と。

求職者にとっては、今後上司となる面接官がどのような人かを見ています。

『どんな職場環境なんだろう?』
『上司はどんな想い(理念)で働いてるんだろう?』
『上司は私のことをちゃんとフォローしてくれる人なのか?』
『私の知識、経験は新しい職場で活かせるのか?』


求職者に質問する量と同じだけ、上司としての想いを語ってください。

・求職者の経歴を聞き、どんなことを大事にしてきたのか。
・今後どのような経験を積みたいと考えているのか。

求職者に関心を持ち、敬意を払うことでこちらの印象は大きく好転します。その上で、

・職場はどんな様子なのか。
・私たちはどんな想い(理念)で働いているのか。

をちゃんと語りましょう。
そして採用したいと感じたならば
「あなたの経験は必ず活かせます。一緒に働きましょう」
とクロージングすべきです。

このクロージングがあることで内定受諾率は大きく向上します。逆にクロージングしないと採用の確認は格段に下がりますし、そもそも私は内定を出さないようにしています(求職者に関心を持てなかったと判断します)。


(補足) 生成AIで質問してみました↓
Q.面接時に面接官が求職者に向けてやるべきこと

- 追加の質問を通じて求職者のスキルと経験を詳しく掘り下げることで、より深い理解を得る。  
- 求職者のモチベーションやパーソナリティを探るために、シナリオベースの質問を使用する。  
- 求職者の成果や貢献を具体的に聞くことで、実績と能力を評価する。  
- 面接官自身の経験や知識を共有し、求職者との共感と信頼を築く。  
- 面接官の姿勢や態度を通じて、求職者に対する尊重と信用を示す。


3回に渡って、面接の心得についてお伝えしました。
次回は「理事長の頭ん中」について報告します。

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