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【事務長の頭ん中】12/18〜社会保険加入対象者が拡大します〜

※事務長の頭ん中は神谷が思い付いたこと、感じたことをただただ吐き出す場所です


今回は業務連絡を兼ねた報告です。「掲示板」にも掲載しておきます。


2024年10月より、「従業員数51人以上の企業」で働く短時間労働者が要件をすべて満たしている場合、社会保険の適用が義務化されます。

※要件:
 ①週の所定労働時間が20時間以上
  ※年1040時間以上(=20時間×52週)
 ②月額賃金が8.8万円以上(年収にして106万円以上)
  ※残業代やボーナス、臨時賃金は含まれません。
 ③継続して2か月を超える雇用の見込みがある
 ④学生ではない(休学中や夜間学生は加入対象となる)

これら「すべて」満たす人は社会保険に加入してもらいます。

社会保険への加入はさまざまなメリットがあります。
「厚生年金」に加入できるため将来的に受け取れる年金の金額が増えます。
「傷病手当金」や「出産手当金」といった手当も利用できるようになります。

この制度開始によって、働き方を再検討しなければならない人が当院にも複数名います。
それは年収130万円を目標に働いている非常勤の方々です。

配偶者等の社会保険上の扶養から外れるため、給与から社会保険料が自動的に引かれ手取り額が減ります。(当院の社会保険料負担も増えます)

個人の手取り額を維持するためには、労働時間を増やし、収入を増やさなければなりませんが、個人の収入が増えるということは、配偶者控除等も減額になるため、世帯年収を維持するためにはさらに長時間働かなければなりません。


選択肢は「さらに長い時間働く」か「106万円未満に抑えるか」です。


私自身は今回の制度変更を前向きに考えています。

年収の壁を気にせず「長時間働けるようになる」ことは労働人口が減少する日本においては前向きな変革だと思います。

該当する方には年内にヒヤリングを開始していきます。
今後どのように働いていくか、自身でもよくご検討ください。

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