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自分を責めずにノートするには?#お悩み相談No.47

1. 質問内容

■お悩み
その他

■ご相談・ご質問内容
ノートの書き方に関する質問です。
ノートで自分に質問すると、すぐ自分を責めたり罵倒するような事が浮かんできて辛くなり、書き続ける事ができません。自分を責めずに根気よく質問したり、内面を深ぼりするのに良い方法はありますか。

■性別
女性

■年代
40-44才

■ご感想
むねをさんのメルマガ楽しく、時に心に刺さるような気持ちで読んでいます。
私は承認欲求の塊なので、
自分の居場所(スペース)を持ちたいです。


2. 回答

こんばんは。むねをです。

結論から言うと、今はまだ内面を「深堀り」する段階ではないのだと思います。

「ノートで自分に質問する」とのことですが、どんなことを書いているでしょう?

・なぜ私はいつも人に嫌われるんだろう?
・なぜ私はやる気が出ないんだろう?
・私は本当はあの人のこと好きなのかな?それともただ依存してるだけなのかな?
・私は母親との問題があるから人生がうまくいかないのかな?
・なんで私は何をやっても続かないんだろう?
・私には何が向いてるんだろう?

上の「私」を「あなた」に変えて、読み上げてみてください。どんな感じがしますか?

人を救いたくてよだれが出てるけど本当は救いたいのは自分っていう、前のめりで節操がない思春期の男子中学生かって感じの新米カウンセラーが、血眼でしそうな質問です。(ほとんど空想です。実際にはカウンセラーさんはもっと丁寧だと思いますのでご安心ください。)

また別のシーンを想像してみましょう。

会社の打ち合わせで、

「この企画についてみんなの意見を聞きたい。なんでも構わないよ。どんな意見でも。

どう?みんな何かない?

そうか。えっと、じゃあ○○さん、あなたはどう思う?」

と振られたらどう思いますか?

生まれてこの方意見など何一つなく生きてきた自分の過去回想に始まり、、、

私の頭の中:
「この回答如何では上司の私に対する目が、延いてはボーナスの査定額が左右されるかもしれないこの状況!!!!どう乗り切る!!!どう乗り切る私ーーーーーー!!!!」

上司:
「あ、無茶ぶりすぎたか、、ごめんごめん。」

私:
「あ、あのそのそういうわけじゃ!!個人的には、なんというか斬新さにかけるというか、ちょっと目新しさに欠けるというか。え?今?みたいな、、あ、いやその、、」

上司:
「え?どういうこと?」

私:
「あ、いやその!!すみませんすみません!!本当個人的な意見なんで!!」

上司:
「いやその個人的な意見を聞いてるんだけど」

私:
「あ、すみません次の打ち合わせがありますので!!!失礼します!!!(バタン!!)」

私の頭の中:
「ぐぁあああああああああああああああああああああ!!!!またやっちまった追い込まれるとなぜか昔からその場に爪痕残さなきゃと思って変なこといっちゃって変な空気なっちゃうやつーーー!!!!

ていうか否定的な意見聞きたくねぇなら最初から質問すんなボケがぁああああ!!!

”個人的な意見を聞いてるんだけど”って言ってる時の目、完全に幽遊白書の戸愚呂兄弟の兄ちゃんの方の目やったやん!!!!!

あーーーーーーーー!!!!終わった終わった!!私の会社人生終わったーーーーー!!!」

多くの人は、どんな質問であれ、質問されると「ちゃんと答えないといけない」って感じるんですよ。

どうでもいいことを毎日質問されて、「ちゃんと答えないと」って苦慮する打ち合わせが毎日あったら、そりゃ会社行きたくなるのも当然です。質問というのはそういう性質があるものなんですね。

あなたがノートで今やっていることは、そんな毎日打ち合わせで根気よくみんなの意見を質問してくる上司のようなこと、なんですね。それじゃノートするのが嫌になるのも当然だと思います。

僕も4、5年前のノートはそんな感じで、

「どうしたらもっとクリエイティブな仕事ができるのだろう?」
とか、
「どうしたらイノベーションを起こせるのだろう?」
とか、

意味不明な「どうしたら」や、「なぜ」の梅雨前線がずっと張り付いてました。セルフモラハラ、セルフ三角絞め、一人蝋燭プレイです。そんなことをしているうちに、病んで会社いけなくなりました。あなたのように毎日自分を責めて、「おれなんか生きてる価値ないんだ」って、この言葉そのままを奥さんに言ったこともあります。

これ、第2思春期とでも呼びましょう。

みなさんにもあるでしょう。結構な人が通る道なのかもしれません。20〜30代って、心が未熟でも仕事をしゃにむにやったりして毎日忙しくすごしてると、あっという間に時間が過ぎていきます。自分ができることが増えると、心も成熟しているんだと錯覚してしまいますが、筋トレが対象部位を適切に刺激しかつ、対象部位を刺激していることを意識的に感じながらやることで効果があるのと同じように、心の成熟は心と意識的に向き合わないとなかなか進まないものですので。第2思春期でゆっくりやればいいと思います。


さて、では質問ではなく何をしたらいいのでしょう。

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