見出し画像

信頼と放置の違い。 #お悩み相談No.27

1. 質問内容

■お悩み
子育て

■ご相談・ご質問内容
信頼と放置の違い。向き合うと強要の違いが最近わからないです。
小ニの息子。宿題をしません。日付書くだけで日が暮れます。

小五の娘もいますが、低学年までは、私もなるべく宿題を一緒に付き合ってやっていました。今は宿題や準備など娘に任せているので、宿題してなくても準備してなくても全く気づかないし、娘の責任だと思い、いちいち口出しはしてません。

が、息子は、娘のようには行かず、一文字書くと違うことし始めたり、少しでも自分の考えと違うと悩みはじめてしまったりと、とにかく宿題も明日の準備も何時間もかかります。
付き合うのしんどいです。

もう、息子も宿題しないならしないでいいやー!と開き直ってる自分がいると共に、娘は低学年までは見てあげていたのに、
これは息子と向き合うことから逃げているのか?いや、ただの強要ではないか?
信頼という言葉を使って放置してるだけではないか?と考えました。

むねをさんはどう考えますか?

■性別
女性

■年代
35-39才


2. 回答

こんにちは。むねをです。

「むねをさんはどう考えますか?」ということなのでまず思ったことを言います。

あなたはきっと、人にやらされることに慣れすぎていますよね。

普段から「自分がやりたいか」どうかではなく、

・やらなければいけないこと
・やっておいたほうが文句言われないこと
・やっておけば間違いはないこと

の方を判断基準にしていることが多いのだと思います。

朝起きた時に、頭の中に浮かんでくるイメージってなんでしょう?「ああ今日もやりたいこといっぱいあって困る!」ですか?それとも、「ああ今日もやらなくてはならないことがいっぱい。。」ですか?

「信頼と放置の違いを考えること」は、僕にとっては知的好奇心を刺激する”喜び”の一つですが、あなたにとってはなんでしょうか?僕には、あなたにとって”正解しなければいけない問題”、それこそあなたの息子さんがやりたいとも思っていない宿題、のようなものに感じられてなりません。

だとしたら、もし、あなたがいろんなことを、”やらされている”のだとしたら、息子さんが宿題をやりたがらない理由も理解できるのではないでしょうか。

「信頼と放置」、「向き合うと強要」っていう設問、そもそも言葉が極端ですよね。笑 実際には誰かをサポートする場合、関わりの量や質、関わり方に葛藤があって当たり前ですもん。正解が初めからわかってたら誰も苦労しないわけですし、100か0か、というものではないですよね。人間関係ですから。

悩んでいる時に頭に出てくる設問が、100か0かのように極端になる人の特徴は、とにかく『普段から我慢しすぎ』なのです。発想が極化したり、思考停止してしまうほどに疲弊している、ということの現れなのです。

ですからまずは、あなたが「人にやらされていること」をやめることから始めてください。

・やらなければいけないから
・やっておいたほうが文句言われないから
・やっておけば間違いはないから

という理由でやっていることを一つ一つ、少しずつで良いので、減らしていくことからです。

”朝、自分がどんな気持ちで目覚めるか?”。それがあなたが見ないといけないバロメーターです。”息子さんが宿題にかかる時間”、ではないです。

ちなみに僕は親に宿題を見てもらった記憶もやれと言われた記憶もありませんが、それでも優等生に育ってあなたのように、”やらなければならないこと”に忙殺されて、30半ばで病みました。

結局、親の言動って関係ないのです。

自分が親の言動を見てるのではなく、その裏にある世界観を見ているので。
僕の場合は、

・問題起こさない
・面倒かけない
・人に迷惑かけない

そういう”世間体を気にする”って世界観をしっかりと受け継いでました。無自覚にです。だから守らなきゃいけないルールばっかりで、勝手に苦しくなっていったんですよ。

ここから先は

716字
この記事のみ ¥ 100

ありがとうございます。きっとあなたにいいことがあります。