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#17_プペル歌舞伎観劇記(2022/1/12)

1月のお楽しみは歌舞伎。
「プペル〜天明の護美人間」観てきました。市川ぼたんさんの回。
オリジナルストーリー(絵本「えんとつ町のプペル」と内容はまったく違います)、しかも市川海老蔵さんファミリーで出演とのことで、長らくご無沙汰していた歌舞伎をどうしても観てみたい!という気持ちが高まり、新橋演舞場へ足を運びました。

結論。観に行ってよかった…

久々の歌舞伎。拍手の間合いに戸惑ったり、歌舞伎なのに音声ガイドがない!などドキドキと新鮮さを感じながらの幕開け。

筋書きは開演前に入手すべし

前情報をまったく入れていなかったため、前半は海老蔵さんがメイン2役を務められていることに気づかず^^; 
休憩中に筋書き(プログラム)を入手し、情報を入れて臨んだ後半は江戸時代にすっかり没入しました。

役者さんや舞台装置が素晴らしすぎて感嘆することはもちろんなのですが、
私がイメージしたのは、はる(ぼたんさん)が屋根から見上げる空。雲の向こうの星々。

きっとぼたんさんのお母様も見守っていらっしゃったでしょう。
こんなに立派に役者を務める我が子を、間近で観たかったでしょう。
ぼたんさんは、深い悲しみを味わったからこそできた演技でもあったでしょう。少なくとも私は、そんな背景を想いながらの演技、演出に心打たれた時間でした。

最後は母の気持ちを想像しながら、涙。

海老蔵さん、ぼたんさんは客席の向こうに何を見ているのかな?
そんなことを想うと涙が止まらない。
歌舞伎を観て涙したのは初めての経験で、いろんな感情が湧き上がりました。もし今度再演されることがあれば、子どもの歌舞伎デビューに一緒に観たいと思える作品です。

再演されなくても、折を見て子どもに私の口からストーリーを語りたいなと思います。そのときのために、天明の時代をきちんと勉強しておこう。笑

素敵な歌舞伎を届けてくださった方々に感謝。
このタイミングで観ることができて、本当によかった。
歌舞伎はこれから勉強しながらまたちょくちょく観に行きたいな。


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