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Background of financial statement fraud


 最近、どうして人は財務関連書類に虚偽記載をしてしまうのか……

 とくにfraud(詐欺的)と評価されるfinancial statement fraudを起こすのか…っていったことに言及している論文なんかを読んでいる。

 なんでかっていうと、法律の分野で責任(liability)を問題とするとき、責任を課す理由の一定部分は、責任を課されちゃう行為を「抑止(deterrence)」することにあるって言われることがあるんだけど、じゃあ、抑止効果を考えるときに、人がなんでそういう行為をするのか、それを考慮して実効的な抑止のあり方を考えてますか?っていうことに疑問があるから。

 だいたい法律上の責任の質や量を考えるときは、効果的な抑止効果を得るためには…っていう思考はあまりされず、だいたいこれくらいの責任を課しておけばいいんじゃね?的などんぶんり勘定だったり、抑止効果とは直接関係のない、ほかの責任制度との兼ね合い…的なことを考えることが多い。

 で、個人的にはそーいうことでいいのか?って思っていて、もうちょっと抑止効果を実効的に課すには? ってなことをより客観的・分析的に考えられないか?って思ったいて、その前提として、人はなぜ違法な行為をするのか?ってなことを考えないといけない、って思っている。

 で、そーいうことに関係するようなことを言及している論文は、法律の分野ではほとんどなくって、経済学分野、会計学分野の論文が多い。


 で、ちょっと読み進めてみると、financial statement fraudにコミットしてしまう背景には、(a)インセンティブ/プレッシャー、(b)機会、および(c)姿勢(態度)/正当化、の3つの要素があるっていうことが1950年代からいわれていて、それがFraud Triangleっていう理論。で、それら3つの要素にCapabilityという要素もあるんじゃないか、ってことでその要素を加えたFraud Damamond理論、でもって、Fraud Triangleにarrogance(仮訳:尊大さ)とcompetence(仮訳:(詐欺を行う)適正)を2つの要素を加えてFraud Pentagon理論もあったりする。
 で、もちろんだけど、こーしたfinancial statement fraudに関するモデル理論にはそもそも合理性はない、といった主張もある。


 そんでもって、詐欺的っていうのは、いずれにしてもある程度、相手や投資家みたな関係者をある行動に導いてやろう…ってな感じで、意図的に行われたり、そうでなくても主観的な要素・要件がどうしても関係してくるんだけど、

 その一方で、市場(market)で問題にすべきなのは、虚偽記載の内容がmaterialな(重要な)ものかどうか、ってことになるんだけど、なにをもってmaterialな(重要な)と言えるかは、やはり市場価格への影響、っていう客観的に観測可能なものが基準に考えた方がいいんじゃないかな…ってなことがいえそうだな……
 でも、それでいいかな……

 ってな問題意識で論文をいくつか読んでいる。

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 世代なのかもだけど、ちゃんと読もう!って思う論文はプリントアウトしないとダメっす。
 オラと同じ感覚の子どもとかにとっては、教科書とかをタブレットでみなきゃいけないようになったら困るんだろうなぁ。。。


 ちなみに論文を検索したりしてると、オラと同じような問題意識をもっている方がどうやらインドネシアにいるっぽくって、同士を見つけたような感じになってちょっとうれしい…… いつかディスカッションとかできたらいいな……って思っている。


 最近、note記事を書いてなかったけど、新年になってちょっとバタバタしてたのと、そんな感じでインプット作業をしてる今日このこの頃っす。。。


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 豆腐とネギを加えれば作れる、っていう麻婆豆腐を作ったら、メチャクチャ辛かった。


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 冬は空気が澄んでいて、肉眼でも遠くまで景色が見える感じがするッス。


まだまだとても、サポートを受け取れる内容にはなっていないと思いますので基本的にサポートは不要です。でもでも、もしサポート頂けたら、何か面白くなりそうなことに使わせて頂きます!!