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民主主義について再確認しませんか

目的は7月7日の都知事選における「石丸現象」とは何かについて客観的に考えることと、小池都知事に対するリコール運動とはの基本をお伝えすることですが、もちろん、岸田現政権への評価も含まれます。

まずは直接請求について。(2006年作成)

住民投票とは民主主義を育てる仕組みです。

市町村長のリコール請求や合併の是非などを問う住民投票とは、ある地域に住む人々のうち、一定の資格を持つすべて人の投票により、意志決定を直接行なう手法です。地域のことは自分たちで決めるという手法の住民投票を活用することにより、住民参加型の民主主義をもっと深めることができます。

なぜ、どのような場合に住民投票を行うのでしょうか。
行政や議会の政策決定と住民の意思に乖離(ズレ)がある場合に、住民の意思を直接確認することによって、そのズレを修正し、政策をつくる過程の信頼を確保するものです。
もちろん、民主主義における政策決定は多数決をもって行われますが、多数決の前に守らなければならない原則が2つあります。そのひとつは少数意見の尊重です。そして、もうひとつは、多数決を行なうにあたって必要な、正確な情報が有権者全員に与えられなければならないということです。

住民投票は、議会を軽視するものという声もあるようですが。
私たち主権者である市民は、政策を決定する権利を市長や議会に信託(信じて託す)していますが、すべてを白紙委任しているわけではありません。市の年度予算案決定などの総合的政策は別ですが、環境保護問題や地域に密着した公共事業などのシングル・イッシュー(合併問題などの特定問題)の政策選択においては、住民の意思を直接確認する必要があります。

参考
直接請求 - Wikipedia

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