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【必読】入場制限とは ディズニーを愛する元SVがお伝えしたいこと2-⑥

ディズニーを愛する元SVがお伝えしたいこと1-②で以下の「口コミ」を紹介しました。ワンパーク時であればディズニー社から契約違反であると最高運営責任者と当日のパーク運営の責任者、入場制限を指揮するスーパーバイザーが呼び出されていたでしょう。

これは日本のエンタメ史上最悪の悪徳商法ではないのか?
東京ディズニーシーの口コミ
口コミを投稿:2018年2月27日
タダ券を手に入れたので、12月クリスマス2週前の土曜日10:30頃に訪問。(出だしが遅すぎんだよと突っ込まれそうですが)駐車場はすでに満杯に近い状態。入場後真っ先にセンターオブジアースのファストパスを取ったらいきなり20:15!どうなってるんだ?
その後どのアトラクションを回っても120分待ちばかり。インディは240分待ち。ファストパスも終了やっと乗ったのが1時間経ってアラジンだけ。
<以下略>

東京ディズニーランドの入場制限(最大滞留者数管理)の指揮を容易にする「簡単なプログラム」を作成した私には「なぜ?」と思わずにはいられません。

上澤昇著 ディズニー・テーマパークの魅力-「魔法の王国」設立・運営の30年-より

ゲストの来園動機はショーとアトラクションにあるから、顧客満足度の指標の一つはアトラクションの利用回数である。平均で見ると一時間に一アトラクションを楽しんでいるが、エリアから次のエリアへ、施設から次の施設へ回遊する時間や、食事、ショッピングに必要な時間もその中に含んでいるので、概ねこれを目安にしていけば、時間的には無駄のない一日を過ごして満足してもらっていると考えてよい。全アトラクションの一時間当たりの収容能力は五万六千人であるから、それに一〇%増の六万二千人を定員として、それを守ればほぼその満足基準を満たすことができる。一〇%の要因は、パレードや各種ステージ・ショーの収容力を加味したもので、例えば昼のパレードの観客収容力は二五〇〇〇人である。東京ディズニーランドの収容力の強みはシンデレラ城の広場を広くとってあることだ。パレードのスケール感を圧倒的な迫力で観客席にせまるようにするためにも、この広さが重要なのだ。そして、なによりもこの広さによりパークの収容力の補強効果をあげることができる。
 ゲストの平均滞在時間は八時間で、平均アトラクションの体験は八施設であるから、定員制度の狙いは実現できている。入園者数の比較的少ない二月、六月はアトラクション体験数が増えてゲストの満足度も高まる。逆に入園者数が増える夏休み、春休みには施設側としては大きな機会ロスが出る。しかし、この場合にも顧客満足度が下がらないように、逆に入場制限をして定員制度を守ることにしている。東京ディズニーランドの運営で重視していることは入園者数ではなく、あくまでも入園者の「満足度」であり、リピート回数である。
<引用終了>

最大滞留者数は各アトラクションの1時間当たりの総収容者数と昼のパレード観客数の合計で導き出されます。ですから、1時間当たり約2000人の収容力を持つスプラッシュ・マウンテン規模のアトラクションがオープンすれば、パーク全体の最大滞留者数が2000人増加できることになりますが、この件に関してもディズニー社の承認が不可欠です。

ディズニーランドの入場制限は当日券の発売を一時的に見合わせることです。期日指定券やフリー期日券を持っている、つまり入場する権利を事前に購入しているゲストは入場制限中でも入園可能です。

以下のnoteは愛知万博の入場制限について2005年に投稿したものです。(3700文字と長いですので最後の部分を掲載します)

国際博覧会という性格上、税金を投入しないと会場の建設も運営もできません。国が準主催でないと外国からの出展もおぼつかないでしょう。しかしながら今回の万国博覧会の計画、運営はひどすぎます。役人天国のシンボルのような巨大イベントが、二度と日本で行われないようただ祈るばかりです。

12月7日のnote 大阪万博は失敗に終わる ― 2 愛知万博から学ぶと・・・|中村むねひら (note.com) 

東京ディズニーシーにおいて、最大滞留者数を超えないようにするための入場制限が正しく行われているのか、オリエンタルランドに確認し、このnoteでお伝えしたいと思います。(たぶん無回答と思いますが)

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