忘我回胴帖 〜ムナリスク〜 其の参


過去回想 3 フリーター時代編 独り立ち、そして養分へ
テーマ:昔話

(前回:パチスロの初体験を初代北斗で散らすも2万負け。しかし北斗の味が忘れらず開店前に北斗イベントに並ぶむなてん)


トモくんやバイト先の居酒屋の店長などから軽く北斗の知識を聞いていたがとにかく未知数の世界。

未知数、それゆえに熱く全てが新鮮でアングラな香りが血を、細胞を滾らせた。

今でもどこに座ったかなんとなく覚えているがなぜそこに座ったかは覚えていない。

朝一に全ての北斗、40~50台くらい?が埋まり周りの状況にオタオタ、キョロキョロしながら、たどたどしく実戦していく。

スイカと中押しでリプレイをポロポロこぼしながら半端な初当たりと連チャンを繰り返し、やがてその時がきた。


単発で項垂れていた矢先の1Gで後光を差したシルエットからトキが登場。

「行こう、ラオウのもとへ」


全くわけわかめで単発の救済措置的なヤツかな?と思ったが50%の確率で北斗揃いが選ばれる1G連に当選していた。

そして人生初の北斗揃いでラオウ昇天。


ここで痛い目を見ておけばギャンブラーとして、スロッターとしての道は良い意味で閉ざされた可能性もあったが…(もうあの頃の北斗触った時点で手遅れな気もするが)

普通じゃ体感できない娯楽での興奮を脳がおぼえてしまった。


23連であっという間の3000枚オーバー。時間にして40分かそこらで俺の人生堕落は運命づけられた…

「ほんの半日でバイト一月分の給料がでてしまった。こんな面白いことがこの世にあったのか…」

っづく。


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