【ボトルキープとライブバー】の物語

私が音楽を始めた頃、ライブハウスには出演するためのオーディションがあり、合格したら出演できるというような文化が残っていました。そしてライブハウスが発行しているスケジュールのフライヤーを見てお客さんが遊びに来る。

いわば、ライブハウスにお客さんが付いていた時代だったのではないかと思います。

そして現在は、アーティストに向けて、アーティストの告知を見てライブハウスに遊びに行くというのが一般的になっているのではないでしょうか。

コロナ禍でオープンしたBar黒月は、私含めアーティストや元アイドルの仲間たちに声をかけスタートしました。

こんな時代だからこそ、出演してくださるアーティストの集客に依存するのでなく、箱側ができることってもっとあるのではないかという思いで日々お店づくりをしています。

そんな中で生まれたのがボトルキープ制度です。一般的にスナックや居酒屋などで今もよく行われている日本の文化です。

焼酎やウイスキーのボトルを置いておいてもらうことで、次回以降お得に飲める。そして、何より常連だよという証になります。

Bar黒月のスケジュールを見てライブに来ていただき、その後はお店でボトルキープしてくださっているお酒を楽しめる。今の時代でも、そんなライブバーがあっても良いのではないでしょうか。

実際、Bar黒月の常連さんが興味のあるアーティストのイベントに遊びに来てくださっています。

オープンしてから酒類提供が出来る期間が限られていて、ボトルキープ制度がまだ浸透しきれていないのですが……必ず実現したい形のひとつです!



ムンヒジュ

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