3.11 あの日に思いを馳せて

未曾有の大災害から13年が経った

この13年間、いったいわたしは何をしてきただろう

学生から社会人となり、守られる側から守る側になった

あの頃のわたしは、今のわたしを見て何を思うだろうか

「震災に対して、しっかり向き合えるくらい自分の心が落ち着いたら、絶対に被災地に行こう」
そう思い続けていたら、13年の時が流れた

わたしにとって第二の故郷といってもいい宮城県

あの日、わたしは宮城県にはいなかった
実家に帰省していたためだ

実家も今まで経験したことがないような揺れに襲われた

一緒にいた祖母をとにかくテーブルの下に、と押し込んで、倒れそうな食器棚を必死に押さえた
揺れは落ち着いたが、ライフラインが使えなくなった
テレビがつかない

ラジオをつけた
当時ガラケーだった自分の携帯で、ワンセグ機能を使ってテレビを見た

・・・言葉を失った

この世のものとは思えない光景が広がっていた
迫りくる大津波、流されていく建物や車、飛行機、
叫ぶアナウンサー

「いったい何が起きたんだ」
呆然と画面を見ることしかできなかった

あの時のことを、今もついこの間のことのように鮮明に思い出す

あれから13年

決して忘れてはいけない出来事

そして、そこから学ぶべきこと

人間が自然を上回ることは不可能に近い

自然災害の発生を的確に予測することは難しい

だからこそ、備えが重要なのだろう

わたしにできることは何だろう

3.11
あの日に思いを馳せながら、祈りをささげる日