春のにおいを感じた今日
夕陽が白いビルに陰り、ゆるやかに雲が流れていく。そしていつもより車の走り方も軽やかに見える。
いつもよりも、道を歩く人たちも明るく見える。黒い服を着る人の間を颯爽と駆け抜けるピンクの7部丈のワンピースを着る女の子が春を知らせるように見えた。
なぜか今日春を感じた。
それは春の匂いがしたからだ。
春のにおいをわかる人はいるだろうか?
わたしは季節の変わり目に匂いが変わるのが
「あゝ日本に住んでいてよかったな」
といつも思う。
はっきりと移り変わる四季を感じられるからだ。
春
春は大好きな桜をみれる。そして苦手な冬から開放されて気分徐々に上がる。
そして花柄のワンピースや、バッグ、メイクなどから街に色が彩られる。
夏
明るい色の服を着て気分も上がる。
街を歩く素敵な色のワンピースを着る女性を見て、「素敵だなあ。」と通りすがる後ろ姿をついつい目で追いかけてしまうし、生き生きとした人たちをみるのがだいすきだ
花火もみたり、夏の大きなあの雲もなんだか好きだ。
秋
なんと言っても、わたしにとっては食欲の秋だ。
美味しい炊き込みご飯や、梨やぶどう、さんまなどなど、たくさんの旬のものを、好きな人たちとわいわい食卓を囲むあの瞬間なんて最高だ。
冬
冬はちょっぴり苦手だ。朝起きる時お布団から出るあの瞬間がどうもわたしは苦手だ。
でも寒い時に、好きな人からミルクティーをもらったりして美味しいねって言い合ったり
寒さというものを、 共有
し、暖かいものを一緒にまた
共有
するとなんだかより好きな人たちと距離が縮まった気がするから好きだ。
だから、いつか好きな人と一緒に寒い冬に布団から嫌々起きることをしたいなと小さな野望を持ちながら次の冬もなんだかんだ楽しみにしながら
わたしは大好きな春を迎える。
おわり。
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