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【元フレンチサービスマンが伝える】西洋料理のテーブルマナー30選

皆様、初めまして。
元サービスマンのTakeuchiです。

『レストランでのマナーについて』
を主として書かせて頂ければと思います。

この記事を書くに至るまでですが、およそ2年半くらいかかりました。

そのうちの2年はレストランの仕事・コロナ禍の対策諸々で追われ休みの日は家でぐったりしているだけの日々でした。

直近の半年についてですが、

忘れていました。

本当に申し訳ないです。

※ワインについて深く語らない某ワイン会で会った方々の一部にこの記事のお話をしておりましたが、、、ようやく書き始めております。

Twitter、Facebook、Instagram等のSNSが世界的に広まり、共有したいことが皆様がお手持ちのスマートフォンやPCを使いその場で伝えられる時代になっています。

手紙の文字だけでは伝えにくかった臨場感や高揚感も含め、写真・動画が付いた投稿のみで全世界へ発信出来るのは本当に素晴らしいと感じます。

ただ、その場に合った立ち振る舞いや所作、マナーを学ぶ機会は数が限られているのが実状です。
そこで僕は僕なりに何かできないかを考えた結果、
レストランで働きながら経験したことを基に皆様に『レストランマナーについて』をお伝えできればと思います。

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僕の地元山形県は、ラーメンの消費量・店舗数共に全国一を誇り知る人ぞ知るラーメン大国なんです。

皆様は幼い頃、家族で外食といえばどこに行っていましたか?
お子様メニューが豊富なファミリーレストランでしょうか?兄弟が多いなら焼肉や回転寿司も選択肢にありますね!

我々、山形県民は家族での外食、お祝い事、親戚の集まりと言えば『ラーメン』なんです。

農作業の休憩でもラーメンの出前を頼んで食べるんです。畑の真ん中にも関わらず、コンテナを2つ繋げてベニヤ板を乗せれば立派なテーブルです。

え、ファミレスに行かないの?と聞かれる事もありますが、、、もちろん行くこともあります。

マクドナルドだって行きます。
うどんや牛丼のチェーンだってもちろん行きます。

ただ、どうしてもラーメンが食べたくなってしまうです。

元々4つの藩が統合してできたのが山形なので、地域によって味の好みは少しずつ変わっています。
たとえ蕎麦屋さんでも、ラーメンがあるならそれを目当てに来店する方も少なくありません。

書店に他県のラーメンガイドが置いてあったり、
15時くらいに東京都内のラーメン食べ歩きの番組があったり、、、
ラーメンへの愛が、止まらない県民性なんです。

僕が育った地区ではまろやかで甘みのある醤油ベース、中太ちぢれ麵です。
あの透き通ったスープを思い出すだけでも、、、お腹が減ってしまいますね(笑)

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僕のラーメン愛はさて置き、本題に移ろうと思います。

これは僕が上京する前、地元のとあるイタリアンレストランに食事に行っていたときの話です。
僕の近くに20代前半くらいの若い男女カップルが座っていて二人ともパスタを食べていました。


女性がどこか不機嫌そうな顔で、男性を凝視していたのです。
男性は見られていることに気付き、食べる手を止めました。

すると女性が突然立ち上がって男性に
「ラーメン屋じゃないんだからパスタをすすらないでよ!汚い!!」
と言い放ち帰ってしまいました。

男性は啞然とし、
「えぇ、、、昼飯食べてるだけじゃん?そこまで気にするか?」
と呟き、会計を済ませ店から出ていきました。

この男性はいったい何がいけなかったのでしょうか?

前述したように山形県はラーメン大国であります。
『麺はすすって食べるもの』という考えの人が多く見受けられました。

イタリアンでパスタを食べていた男性は
その場に合ったマナーを知らなかった、それだけなんです。

仮に、音を立てたとしても、周りの気分を害さない程度に留める。
これはイタリアンのみならず西洋料理全般に言えることです。

例として地元で起きた出来事をお話させて頂きました。
もちろん地方だけでなく首都圏でも、場所・性別を問わずマナーを知らない方は一定数います。

マナーを知れば料理はより一層美味しくなります。
マナーを守った食事をすればそのレストランの雰囲気と一体化し、
自分自身が料理の味を引き立てるお皿にもなればワインにもなるのです。

今このnoteをお読みの方の中には、既にマナーをご存じの方もいらっしゃると思いますが、
ここではテーブルマナーの基礎を30程選んで書いていこうと思います。

また、30もあると全て読んで頂くのに時間がかかってしまうと思いますので、
いくつかに分けて公開していく予定です。

それではまた。

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