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20230226

5時半起床。
朝ごはんに、お餅を2つ焼いておしるこにして食べた。
荷物をまとめて着替えて、今日は寒いからあんまり早めにじゃなく、間に合えばいい、くらいの時間に行こうと思って準備。
パートナーの人と電話。ちょっとした?わりと衝撃大きめな?事件について聞く。話に夢中になっていたら時間がギリギリになっていて、慌てて家を出る。電車逃す。ヤバい。乗り換えを急いだら間に合うことが分かりホッとする。

前日の受付のときに付けてもらってから外せないリストバンド(でもゆるめに付けられていて、着替えの時にすっぽり外れた)

焦りながら環状線に乗り換え。同じ電車の乗客の大半がランナーらしき人で、ホッとする。

大阪城公園駅に着いて、検温受付。からの荷物預け。

焦っていたけどまだまだ準備中のランナーがたくさん

荷物を預けたら、各ブロックのスタート位置に行く。
距離があるのだが、なんだかめちゃくちゃ混んでいる。こんなの初めてだ。途中に細い階段を登らなくちゃいけなくて、それを抜けると空いていた。この階段が律速になっていたみたい。
寒くて、防寒で羽織っているレインコートのボタンをしっかり閉める。

混み合い、ちょっとずつしか前に進めない
ここで誰かがこけて雪崩がおきたら大惨事だなと思う

ちなみにそれぞれ、検温も、荷物預かりも、スタートブロックに並ぶのも、時間の締め切りがある。
私は第2ウェーブの先頭ブロックだった。嬉しい。
少し尿意があったので、トイレに並ぶも、ブロックのスタート位置へ行く時間の締め切りに間に合いそうになくて、トイレを諦める。やっぱり早めに会場に来るべきだった。

前の方から第1ウェーブがスタートした音が聞こえる。
沸き起こる拍手。

第1ウェーブが出発してから15分遅れの9:30にスタート。
ぞろぞろと前に進んで、スタート門の前に来る。
森脇健児が熱く語っている声が聞こえる。最初に下り坂があるけど、なるべく飛ばさないようにね!って具体的なアドバイスもくれる。

ここでスタートを待つ
DJブースに森脇健児

9:30。
「オンユアマーク」…パァン!
「第2ウェーブスタートです!」
沸き起こる拍手。
ゆっくり前に進むランナーたち。

スタートラインの向こう側に人が…
アンミカや!!!

「アンミカや!」「アンミカおる!!」騒ぐランナー。
アンミカ人気。すごい笑顔で手を振って送り出してくれる。
奥の方に京大の山中教授がいたけどアンミカに目を取られて全然気が付かなかった。終わって写真を眺めてて気がついた。なんかすいません。

ちなみに2018年の大阪マラソンのスタート地点にもアンミカいました。
そのときよりも至近距離で見れたので嬉しかったです。テンションあがった。
それにしても毎年スタート地点にアンミカおるん?なんで?みんなテンション上がるから?それなら効果は絶大。

2018年のときのアンミカ

ウェーブスタートからの時間(黄色い表示)を見ていただきたい。
今回はウェーブ最初のブロックだったので、1分くらいでスタートラインまで来てるけど、2018年は後ろの方のブロックだったので、号砲が鳴ってからスタートラインまでくるのに25分近くかかってるんですね。
タイムは、実際にラインを超えたところからの記録もしてくれる(ネットタイム)んだけど、公式記録としてはなぜかウェーブごとのスタート時間からの計測になるので、そこの差が少なくて嬉しいのです。

走り出して、声援もすごくて、楽しい。めっちゃ楽しい。
飛ばさないように気をつけなきゃと思いながらも、テンション上がってるし、アドレナリン出てるし、すごく気持ちいいペースで走り出す。息が切れない、いつまでもこの調子で走れそうなペース。それで10kmくらいまでいく。尿意が気になってくる。15kmを過ぎたところで我慢できなくなってトイレに並ぶ。フルマラソン3回目にして、初めてレース中にトイレで離脱した。ここで7分ほどロス。
男子の立ち小便用の便器もあって、そっちの進みが早い。背中丸見えだから恥ずかしいと思うけど。あんまり見ないようにしていたけど。効率的な排泄器の形してるから!こういう場所では羨ましい。

トイレに行くまでの5,6kmくらいは、この医師と禰󠄀豆子と緑のTシャツのおじさん(この写真では見えない)と同じペースでずっと走っていた。この医師はずっと周りのランナーをきょろきょろ見ながら走ってた。すごい。

トイレを終えてレースに戻る。
なんとなく調子が出ない。ちょっと心折れてる。時間ロスしちゃったなぁ、とか、さっきまで一緒にいた禰󠄀豆子や医師がいなくなったなぁ、とか。
走っていると、第2ウェーブの5時間ゴールのペースランナー団が見えてくる。自己ベストが4時間53分なので、この人たちについていけたらそれなりの時間でゴールできるなぁと思いながら一旦抜かす。後半バテてくるのがわかっているけど、そのときに走りやすいペースでとりあえず走り続ける。
25km前後から、給水スペースとか、ちょっとした登り坂のあたりで歩き出してしまう。体力がないのと、心が折れてきているのと。
ここら辺からはもうあんまりはっきりとは覚えていない。
27,8kmくらいで馴染みの應典院の前を通る。

應典院

馴染みの應典院、周りの地形もよく知っている應典院。
この先に、長い登り坂があるのをよく知っている。

さすがに無理だわと思って坂は歩いて登り切った。

2018年、2019年に走った時には、ずっと走り続けられて、35kmくらいから呼吸が苦しくなって、落ち着けるためにちょっと歩いて、また走り出す、そんな感じだった。

けどもう今年は30km手前から、こんな調子で、走って、歩いて、を繰り返してしまった。ギリギリの苦しくなるところまで走り続けることができなくて、あぁもうしんどい歩こう、って何度もなってしまった。
コロナ禍で全然運動しなくて久しぶりのマラソン、体力がなくなっていたこともあるだろうが、なんか、忍耐力?精神力?みたいなのが、以前の自分の方があったんじゃないか…

歩いていると、体温が落ちてきて?寒さを感じる。
走り出してすぐにも雪がぱらついていたけど、走っていたら体は温まるのであんまり気にしていなかった。
でも歩いていると、強風が吹いた時にその寒さに凍える。防寒のビニール袋を、途中で捨てずにずっと着ていたり、カバンに付けていたりする人を見て、かしこいな…と思う。走り出して早々にレインコートとさよならしてしまったのを後悔した。

そんなことをグルグル考えて、パートナーの人に弱音を度々LINEして(以前なら走り続けていたからLINEなんて送れなかった。歩くタイミングが多かった証拠。)、気がついたら35km、36km、、、あとゴールまで5km、3km、、、と近づいてきた。

度々歩いていたからか、逆に体力がまだ残っていて、ラスト3,4kmくらいはゴールまで走り続けた。情けないねぇ。

39kmくらいで追い抜かした河田アナ

ラスト5kmくらいからは、沿道の声援も大きくなってきて、そこからもエネルギーをもらった。
居酒屋の前にビールジョッキ(ビールが1/4くらい入ってる)を持って赤い顔をした店員らしきお姉さんが「がんばれ!終わったらビールと唐揚げが待ってんで!」と声をかけており、いや、お前が飲んどるやんけ!!!って思った。さすがに飲みかけのビールジャッキ持ってそのセリフ言ってる人は初めてだった。

最後の最後、大阪城公園に戻ってくる橋を渡ると、真正面に天守閣が見えて、その迫力にちょっと感動した。
橋を渡り切って角を曲がるとフィニッシュラインが見えた。
いつもは、少しでもタイムを縮めようと最後の力を振り絞って走って、ゴールしたら倒れ込んでいたんだけど、今年はペースを変えずにそのままゴールした。そのおかげで倒れ込みはしなかった。
けど、タイムは今までで一番悪かったし、やり切った、って感じが薄い、ちょっと苦い思い出、なフルマラソンになりました。

フィニッシュゲート?を超えたところ
トイレ離脱の時に記録を止めていたアプリではこれ
ペースが全然一定じゃない、あかんやつ
ゴールしてるおれ

走るのは、小さい頃から好きで、特に長距離は好きだから、今後も、好き、という気持ちのままで、走るんだと思うのですが、せっかく走るなら、自分でも納得できるような走りをしたいな…
なので、日常的にランニングしたい。時間が空いて久しぶりのランニングは苦しいけど、定期的に走れている中の10kmランはめちゃくちゃ気持ちいいから。
それを続けて、時々20km、30kmランも入れて、また来年、大阪マラソンじゃなくても、他の地域のフルマラソンで走りたいですね。(大阪マラソンは参加費が高いので…)

マラソン中、いろんなランナーと、抜かし、抜かされするんだけど、いろんな人たちを見ているのも楽しいのです。いろんな服装がある。沿道の人を楽しませようとパフォーマンスしながら走ってる人もいて、すごいなぁ、と思う。
白髪のおじいちゃんおばあちゃんが颯爽と走っていくの、めちゃくちゃかっこいい。生涯スポーツだよな、マラソンって。いいな。

走り終わって、迎えてくれたパートナーの人と合流して、写真とか撮って、筋肉痛でよちよち歩きしながら(普段から走り込んでいる人は筋肉痛もそんなにひどくないらしいですね…)、京橋のマクドでご飯を食べて色々話した。銭湯に行こうと思ってたけど、駅から遠いそこまで歩くのがしんどいなと思ったので、自宅に帰って湯船をに浸かった。家で湯を張るのは久しぶりです…

冷却シートとロキソニンテープを貼って寝た。極力翌日以降の筋肉痛を和らげたい。有給は取ってあるけど。

そんな、大阪マラソン2023でした。
いろいろ悔しい点はあったけど、でも走るのは楽しいね。


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