ケアマネ ひと月の動き方

ケアマネのひと月の動き方についてお話しようと思います。

まず月初めは前月のサービスの利用状況を利用者さんごとにパソコンに打ちこむ作業があります。「実績を入力」するといいます。

そして10日までに「東京都国民保険団体連合会」という所にデータを送ります。
ケアマネにもし「月初めは忙しいので。」と言われたら、この実績の入力作業がある為だと思ってください。

作成したデータを最終的に東京都国民保険団体連合会に送ることを「伝送」と言います。「請求」と呼んでいる方もいます。

10日が過ぎると利用者さん宅への訪問が始まります。

「訪問」とは何もなくてもケアマネは要介護認定を受けている担当利用者さんのご自宅に、月に一度必ず訪問することになっているからです。

「モニタリング」という作業を行うためです。「モニタリング」についてはまた別の記事で詳しく説明したいと思います。

簡単に言うとサービス継続の必要性などを判断するために行う聞き取りのことです。

早いケアマネさんだと伝送を待たずに月が変わったとたんモニタリング訪問をされている方もいますが、その月の状態を把握して次月のサービスの判断もするので私は15日過ぎくらいから訪問を開始することにしています。
20日前後が訪問のピークになっています。

ケアマネにより個人のルーティンがあるので一概には言えませんが、月初めは「伝送」のため、月末は「訪問」のため忙しくしているケアマネが多いです。

では中旬は何をしているのかと言うと溜めてしまった書類の処理や記録の作成、研修や会議への参加、ケアプラン目標設定の期間が切れる方の担当者会議の開催などその月にこなさなければいけない業務にあたっていることが多いです。

そして伝送や訪問がある時期でも利用者さんの状況に変化があれば、状態確認、サービスの調整、担当者会議の開催、安否確認、退院調整などを行わなければいけません。イレギュラーなことは日々起きます。

最近で言えば新型コロナウイルスワクチン接種予約のお手伝いも多かったように感じています。

ケアマネの仕事なのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お手伝いできる家族や友人などの支援者がいない方に「ワクチンの予約と書類を書くから自費でヘルパーさんお願いしておきますね。」なんて言うケアマネはいないのではないかと思います。

担当ケアマネ忙しそうだな~と感じた時に、こんな感じで動いているんだなと思って頂けたら嬉しいです。

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