ケアマネって偉いの?

いいえ。そんなことはありません。
でも偉そうにしているケアマネさんって多いですよね。
私の周りにもたくさんいます。
なぜそうなるのかというと、
・まあまあ合格率の低い試験に合格していること
・サービスを依頼できる立場にいるので周りの業者や事業所に頭を下げられることが多い
・お客様はケアマネ頼りになってしまうことが多い
この辺りが要因かと思われます。

実際にヘルパーステーションや福祉用具の業者さんなどお客様からは「何も知らないのでケアマネさんのいいと思うところでお願いします。」と言われることが多いです。

福祉用具の業者さんに至っては数多いので営業の方が頻繁に事務所に来てくださいます。

そんなところでケアマネが全てのように勘違いしてしまっているケアマネが少なからずいるように感じます。

しかし実際は公平性の観点からケアマネは、サービス事業所を複数提示しなければいけないという決まりもありますし、なぜその業者や事業所を選んだのか根拠を説明できなければいけません。

その利用者さんにとって自立支援になっているか、適切なサービスの提供ができるか、サービス内容はその方のニーズに合っているのかなど総合的に判断する必要があります。

懇意にしている業者だから、話しやすい相談員だからなどの理由でサービス事業所を選ぶわけではないのです。ただ同条件の場合は連携が取りやすい事業所を選ぶことはあるかもしれません。

利用者さんの中には「先生」と呼んで下さる方もいます。
でも決してケアマネは偉くなんかないんです。
介護保険法に従って適切なケアプランを作ることが主な仕事です。

大事なのははご利用者さん主体の視点です。

ご利用者さんやご家族が圧を感じるようなケアマネさんがいたとしたらそれはあまりいいことではありません。

ケアマネに言いたいことを言えないような関係性で、その原因がケアマネに怒られるのではないか、ケアマネが気分を悪くするのではないか、と思うようであればそれはそのケアマネが悪いです。

勇気を出して伝えてください。

「今のデイサービス本当は行きたくないのよね。」
「今のベッド寝てると身体が痛くなるの。」
「今来てるヘルパーさん1時間の所30分で帰っちゃうよ。」
「リハビリを受けたいんだけど。」
「本当は娘と話ができないの。」
「お金がないから配食やめたいわ。」

なんでもいいんです。困っていること伝えたいことはきちんとケアマネに話をしてください。「いつも忙しそうだから」とか「話すと嫌な顔をするのよね」とか気にする必要はありません。

言いたいことは伝えてください。伝わらない時は前回の記事で書いたようにケアマネを交代する事もできます。

毎日笑って暮らせるように支援していくのがケアマネのお仕事です。
ケアマネのせいで笑えなくなってしまうことがないといいなと思います。

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