「ブチ抜く力」を読んで本質を見極める

以前にも与沢翼の本を読んで彼に対するイメージが変わったことを強烈に覚えているが、今回も前回に感じたものと同じような感覚を得た。

彼に対するイメージが変わったのは、彼の本の内容からするとメディアの誤報ではなく、彼自身の変化にあるという。

この本では事業に失敗した彼がいかにして再起し、再び成功を掴んだにのかが克明に書かれているのだが、簡単に要約すればそれは、「本質を見極めて誰が見ても驚くようなスピードでそれをやってのけること」に尽きる。

彼は無一文になったあと海外に移住し、目をつけた仮想コインに大胆な投資をすることで巨万の富を得て復活したのだが、それもただのギャンブルではなく自分で集めた情報の中から自分のすべきことを考え抜き、その自分を信じて思い切った行動を超速で取った結果が、誰にも真似することができない復活劇を生んだわけだ。

大幅なダイエットに成功した経験談にも本書では触れているが、巨万の富を得たこともダイエットに成功したことも、すべては物事の本質を見抜き、他のことには一切脇目を見ることなく徹底して実践したことが成功の秘訣なのだという。

本書で彼は誰もが自分と同じやり方で成功するとは思っていないと言い放っている。

それは誰にも自分のスタイルがあり、合う合わないの世界があることをよく知っているからで、だからこそ人が言うことを鵜呑みにせずに自らがしっかり考えて行動し、失敗からも貪欲に学んでひたすら行動に移すことの重要性を訴えているわけだ。

人生に成功したいならいろんなヒントが散りばめられている一冊だろう。

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