なまけものが得をするワインコインつみたて投資術

ちょうどLINEのスマート投資ってなんだろう?と興味を持っているときに、それに関する本が出ているということで運命的なものを感じて手に取ってみた。

投資というと「コワい」、「損するかも」といったマイナスのイメージがつきまとうし、いざやろうとしても証券会社の口座を開かないといけないから手続きが面倒だったりで結局やらないのだが、この本を読むとその考えは一変する。

どういうことかというと、みんながふつう投資をイメージするのは「一括投資」というやり方で、簡単に言えば安いときに株を買って、高いときにその株を売れば儲かるというものだが、ここでは「つみたて投資」というものを紹介していて、それを長期的に運用すれば買った株の価格が安くなったとしても最終的には資産が増えると説明しているのだ。

からくりはこうだ。

たとえば1/1時点で1個1万円のリンゴがあったとして、都合上予算を12万円とする。

一括投資ではこれを1/1時点で12個購入し、あとはその年の12/31まで持っておくとする。

当たり前だが、12/31時点でリンゴの価格が1万円より高くなっていれば、儲かるし、安くなっていれば損することになる。

つみたて投資の場合、リンゴを一括で買うのではなく、毎月1日に1万円ずつ購入するやり方となる。

仮に、6月までリンゴの価格が1万円のまま変わらないとして、7月、8月、9月、10月が1個5千円に暴落し、11月と12月は元の1個1万円に戻ったと仮定する。

この場合、一括投資だと同じ価格なので12/31時点で12個を売却しても、買った時と同じ12万円が手元に戻ってくることになるが、つみたて投資の場合、6月までは各月1個ずつ、7月から10月までは2個ずつ、そして11月と12月はまた1個ずつのリンゴを1万円で買えることになるので、計16個のリンゴを持っていることになる。

つまり、12/31時点で持っているリンゴを売却すると16万円になるというわけだ。

もちろんこんな単純にことは進むはずはないが、とても魅力的な投資方法であることは理解できると思う。

現在、この「つみたて投資」が個人でもスマホがあれば簡単に行えるようになっているので、口座開設のめんどくささは多少あるものの、それを上回るメリットがあるように感じる。

なので、さっそく行動に移してLINEスマート投資の口座開設とSBI証券の口座開設をやってみた。

何年後かにこの続きの体験をご紹介してみたい。

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