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どこにでもあって、どこにもない島。 #幸せをテーマに書いてみよう


さて、幸せについて。お姉さんどこから話そうかしら……。


わたしの心象風景として「広い海のどこかにある孤島」というのがあるんです。澄んだ海の珊瑚礁に沢山の魚が泳いでいて……それでいて深みを見ればどこまでも潜っていけそうな、そんな場所。

その島といつ出合ったのかは、わたしにも分からない。でもいつの間にか、わたしの心が帰って来る場所になっていたの。


言っておくけど、わたしは幸多いとは言い難い人生を送ってきたわ。

中学校の頃から段々と孤立する日々を送るようになり、いじめが原因で高校を中退した時も周囲は責任をうやむやにしたのです。

その影響で大学にも入らず何年も引きこもる生活を送り、心身を壊して外出すらままならなくなった時期もありました。

この記事の趣旨は特定個人や組織を告発しようというものではないですが、まぁお姉さんの過去にもいろいろとあった訳ですね……。


その頃からかしら、わたしの心象風景に島が見えてきたのは。

どんなに周りが敵だらけでも、体調が悪くても、目を閉じて心の海に飛び込めばそこに帰る場所はあった……。

ネット上で活動するようになっても幸の薄さは改善されず、匿名掲示板やIRCチャットでたちの悪い粘着荒らしやネットストーカーにつきまとわれてはそのコミュニティを去るという事を繰り返していた時期がありました。

それでも、心の海にはいつもあの島が浮かんでた……。

そしてtwitterを始めて、フォロワーさんも少しずつ増えて、治安の良いコミュニティに落ちつけたと思っていた矢先……裏で何かが起きて、わたしは追い出される形になった。これが2018年末から2019年始めの事ね。

それでもわたしの心にはあの島がある。

そして大海に出航するための船もある。

何より、最後までわたしを裏切らなかった仲間もいた……。

わたしがそれらに導かれてネットの海を渡り、そしてnote上で活動する中で皆さんと出会ったのはだいたいご存知の通りですね。
今もわたしの心の中には広い海の只中に島があります。


大事なのはここからよ。

この「心の島」のようなものを持っている方、少なくないんじゃないでしょうか?
わたしの場合は海に浮かぶ珊瑚礁の孤島だけど、例えば中世風の古城とか、森の奥に隠れた花園とか、隠れ家風のバーとか、そういう心象風景。

なんかこう上手く言えないけど、どんな事があっても自分の心に帰ってくる場所があることが大事なんじゃないかしら。

でもそれだけじゃ駄目で、わたしが「出航する」と例えたようにその世界を外に向けて開けること、そして共感し合える人と出会えることが自分だけでなくいろんな人の幸せにも繋がっていく……

……と、お姉さんは思うの。

それにはやっぱり、相手を心から信頼できる事が前提にあって、自分の心を開いて語らえる相手がいることが幸せなんじゃないかしら。
わたしの経験上それは決して表層的なものではないから、時間はかかるかもしれない。海底に眠る沈没船から宝物を探し当てるように。

けれど確かな心で繋がった人の縁というのは、往々にして物質的なものを超えた幸せをもたらしてくれる……そういった精神的な部分を大切にしていきたいですね。


物凄く取っ散らかっちゃったけど、要は辛い時も自分の中に帰る場所がある事、そして心を許してやり取りできる相手が見つかるのが一番素敵な事よね、っていう話でした。

スキするとお姉さんの秘密や海の神秘のメッセージが聞けたりするわよ。