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1/12「”背景を雇う”という発想。」(14日目)

■概要。 

「CANDYを例に、ミュージカルの小野さんに最高の背景”会社”を贈るお話。」

※この記事は、2020年01月12日にオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に投稿された過去記事の再掲載です。中崎雄心なりの「サロン記事のしるし書店」としてお楽しみ下さい。 

 ※太字と網掛けが「中崎のしるし」(感想)です。

■本日の提供枠。 

この記事は、「広告枠が完売したら、こんな感じで本文を商品ページにコピペしようと思います。by中崎雄心」の提供でお送り致します。

※この記事の”広告枠の差し替え”はこちらで承ります!

■以下、本文。

1月12日(日) ※1月14日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
『キャリオク』のCM撮影に向けて、1キロぐらいダイエットしようとしているキングコング西野こと「乙女」です。

さて。

昨日、ベーシックインカムと称して「大きな挑戦するサロンメンバーに月50万円の活動支援金を給付しまーす」と公に発表したところ、大変な反響がありまして、僕のTwitterのタイムラインにもたくさんのコメントが届きました。

サロン内では一昨日に発表。

その中で、「キンコン西野は、もっとも優しくて、もっとも厳しい応援を選んだ」という旨のコメントがありまして、核心をついているなぁと思った次第です。

ブログでも書かせてもらいたしたが、大阪時代は「西野は他のことを一切しなくていいから、とにかく面白いことだけをしろ」と言われ、ずっとロザン菅さんに食わせてもらって、東京に出てきてからも、タモリさんから同じようなことを言われました。
週1~2で呑みに連れていってもらって、絵本のロケハン(下見)の為のホテルや飛行機チケットなどもタモリさんが取ってくださいました。
絵本の参考資料をまとめてくださったのもタモリさんです。

今のインターン生もこんな感じに近い。

ビックリするぐらいの特別待遇で、おそらく周りからは羨ましがられていたと思うのですが、本人にしてみれば、大きな大きな感謝を抱いている一方で、「尊敬している先輩のリソース(時間やお金)を奪ってしまっている」というプレッシャーは半端なかったです。

「なんとしてでも結果を出して、この恩を返さねば!」という気迫で走っていました。

学生で『エッフェル塔の個展の責任者』を任された瀬戸ちゃんや、3万5000人の目の前で「活動支援金で毎月50万円あげます」と言われてしまった小野さん(ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のリーダー)も、きっと、あの日の僕と同じで、そこには、受けた恩恵(チャンス)相当の代償(プレッシャー)がついてきています。

「圧倒的な結果を出さなかったら、もう、ここ(自分が好きな場所)にはいられない」と思わされてしまう状況って、結構、キツイっすよ。
そんなことを踏まえて、今後の小野さんの挑戦に注目していただけると嬉しいです。

そして、今日は、その話の延長のようで微妙に違う話をさせていただきたいと思います。

オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の土台作りについてのお話です。

新事業を立ち上げる際、やはり手堅いのは『スモールスタート』(※最初は小規模展開し、需要の増大に応じて規模を拡大させていくこと)です。

スモールスタートは自分もめっちゃ好き。Googleでいう「ビースクラピー」(まずはあり合わせで組み上げる」だね。

ただ、それも「時と場合」で、場合によっては「極力コストをかけない」ということが、結果的に「無駄使い」になることがあったりします。

スナック『Candy』が分かりやすい例かもしれません。
五反田のスナック『Candy』を立ち上げる際、バカみたいに(本当にバカみたいに)内装費をかけて、世界観を作り込みました。
しかし、その「バカみたいにコストをかけて作り込んだ内装」が集客装置となり、内装の写真が出回り、オープン直後から1円の広告費を支払うこともなく(※たべログにも載っていない)、今日もたくさんのお客さんが足を運んでくださっています。

その一方で、スナック『Candy』の名前だけを借りて、居抜き物件で、内装をイジらずに(コストをかけずに)スタートさせた地方の『Candy』などは、毎日、広告費を支払い続けています(※オーナーが自分の時間を割いてSNSで宣伝し続けています)。

ただ地方のCANDYの場合、近隣の住民に「濃いファン」(リピーター)になってもらえれば、そも十分に回る…とも。
後継者を育てるか否か、でコストのかけ方が変わるかな。

宣伝し続ける人の「人件費」を考えた時に、圧倒的に安くついているのは「内装費をバカみたいにかけた」五反田の『Candy』で、プロジェクトを立ち上げる時というのは、ここを計算しておかなくちゃいけません。

ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』を展開していく際、リーダーの小野さんは方々に仕事を発注することになるでしょう。
その際、イベントの主催が「小野さん」個人だと、仕事を受ける側は「いやいや、大丈夫なの? トンズラこいたりしない?」という疑問を抱いてしまいます。
その都度、小野さんは、その人に会いに行き、「これは安心してもらっていいプロジェクトなんだ」という説明を何度も何度も説明して、信用してもらわねばなりません。

その信用獲得までにかかる小野さんの「人件費」こそが最大のコストなので、昨日、ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の運営会社をニューヨークで立ち上げることを決めました。

僕はその会社の経営には一切タッチしませんが、『株式会社NISHINO』が全額出資します(*^^*)

こののち、2021/08/11時点で、セトちゃんが会社を引き取って社長に就任しました。

ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の運営もしつつ、ニューヨークで勝負を仕掛けたいサロンメンバーの待ち合わせ場所的な役割も担ってくれるといいなぁと思っていたりします。

そんなこんなで難しいことはよく分かりませんが、エンタメで世界を獲りに行きます。
現場からは以上でーす。

【追伸】
1月21日から始まる舞台『えんとつ町のプペル』のソールドアウト日が続出していると聞き、昨日、慌てて2月3日の東京公演のチケットを取りました。
ナンジャカンジャで3回観に行きます(どんだけハマってんだよ!)。
劇場ロビーをウロついておりますので、見かけたら、気軽にお声がけくださーい。

あと、この動画最高っす(※最後まで全部観ちゃった)↓


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■私のしるし。(当時のコメント) 

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■今振り返ってみて。 

①内装の重要性…詰まる所「背景」のクオリティは、ZOOMが普及した事によってますます上がってきた。コロナでお店を開けられなくても「撮影所」として運用出来るので、店主が働けない時も稼いでくれてありがたい。

「小さいお店」×「凝った内装」×「店主の魅力」はやはり強いんだろうね。

②アメリカの会社…確か2021/07時点で、セトちゃんが独立して事業を継承済み。(同時に、西野さんの会社の社員でもある。)現在はセトちゃんのオンラインサロンであれこれドタバタ劇が行われているそうな。

興味のある方はこちらからどうぞ。

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