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「挑戦と失敗で、むしろ売り上げを伸ばす。」(46日目)

■概要。

 「小野さんへのフォローと同時に、数字を持って皆の不安を取り除いたお話。」

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしを追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「そんなに自分を責めないで。あなたはそのままで価値があるから。byキラキラ村のおざにぃ」さんの提供でお送り致します。 

おざにぃさん、応援ありがとうございます!

以下、本文。(2020/02/13)

2月13日(木) 15日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます(@インド)。
本気のターバンを巻いた時の仕上がり具合が半端なくて、すれ違うインド人から手を合わせて拝まれている(非常に高く評価されている)キングコング西野です。

ヤベェ仕上がっとりました。(謎のハイクオリティ)

さて。

今日は、皆さんに言いつつ、自分にも言い聞かせながら、「数字と意思決定」のお話しをしたいと思います。

先日も、お話ししましたが、ニューヨーク・オフブロードウェイでミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の公演を計画中です。
(※一昨日の記事を読まれていない方は、先にそちらを読んでください)

予期せぬタイミングで小出恵介さんの復帰報道が出てしまい、ミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のプロジェクトリーダーの小野さん(元・劇団四季)が激凹みされましたが(笑)、大した問題じゃないと思っています。

僕は本当に「大した問題じゃない」と思っているので「大した問題じゃない」と言ったのですが、結果、「器が大きい!」みたいな評価を受けてしまいましたので、「そう言われてみれば、本当に大した問題じゃないな」と皆さんにも、小野さんにも思ってもらえるように、【数字】を交えてご説明します。

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▼ オンラインサロン脳で計算してみるよ
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小野さんが責任を感じられた事柄の一つに、『お金』の問題があったと思います。
「毎月50万円の活動支援金が出してもらっているのに…」や、『ブロードウェイ公演決定』というニュースをバズらせたタイミングで、クラウドファンディングができなくなってしまったこと……などなど。

そういった『お金』の問題に対しては1ミリも責任を感じることなんてないことを、今から、「売り上げベース」でご説明します。

現在、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の会員数は3万6000人です。
月額1000円なので、月に3600万円の売り上げが出ています。
一旦、「入会者」のことは忘れて、「退会者」だけにフォーカスして考えてみます。

毎月の退会率が「10%」としたら、毎月3600人が辞めるので、毎月の売り上げは360万円ずつ減っていく計算になります。
結構な額ですよね。

ちなみにあのNetflixは、DVDレンタル当初10%だったらしい。今では解約率2〜4%という化け物っぷりである。https://livecomputing.co.jp/blog/information-business-strategy/netflix-dvd-churn-rate/

この時、小野さんがドジをかましてしまって、サロンメンバーが「おいおい、この事柄の顛末はどうなるの?」となり、「とりあえず、来月も追いかけてみよう。というか、ブロードウェイ公演が終わるまで追いかけてみよう!」となって、毎月の退会率が【1%】下がれば
毎月の売り上げがコンスタントに『360万円』減っていたところが、『324万円』になります。

言い換えると、小野さんが退会率を1%下げたことによって、毎月36万円のプラスを生んだ。
年間だと、432万円です

サロン脳で計算すると、「小野さんのドジは年間432万円の売り上げを出した」となるので、むしろ、「ごちそう様です!」ですし、サロンメンバーが小野さんにかける言葉は「ドンマイ!」ではなく、「グッジョブ!」です。

僕は、よく「挑戦しないことが失敗である」と言っているのですが、自己啓発とか、そういった類いの話ではなくて、シンプルに『売り上げ』の話です。
オンラインサロン運営で最も重要なのは、「物語」で、物語が面白くなるのであれば、空振り三振はオンラインサロン的には特大ホームランです。

だから、小野さんはメソメソしなくていいし、むしろ、「年間432万円の売り上げを出したのだから、私に寿司を奢りなさい!」と胸を張ってくれて大丈夫です(笑)。
御礼に御馳走させていただきます。

※当然ながら、その失敗に奔走した経費やボツになったクラウドファンディングの集金が全て即座に回収された訳では無い。
重要なのは、あくまで「−100点級の即死」→「1年かけて、どうにか帳消しになるレベルの長期入院」にまで被害削減を見込めた事。失敗で逆に利益が増えたというより、元から生命保険があったから何とか飢えて死なずに済んだ、という仕組みだね。

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▼ オンラインサロンの落とし穴
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このように、オンラインサロンの世界は、世間の成功や失敗と、まったく違ったロジックで回っています。
こればっかりは、オンラインサロンに入ってみて、その瞬間を目の当たりしないと理解しにくい部分があると思っています。
(※事実、一昨日の小野さんのゴメンナサイ記事は、サロン内でポジティブにバズっています)

その記事は是非ともサロンに入会後に検索していただければ。
多分サロン内の投稿一覧で小野さんのアイコンをタッチするとすぐ出るはず。
(ちなみに私は人の謝罪文を晒すつもりは一切ナシ。)

おそらく世間的には「キングコング西野は次々に挑戦をする勇敢なヤツ」みたいに思われるかもしれませんが、実際のところは、「挑戦した方が【退会率】が下がるので得」という事情があるわけですね(※挑戦を繰り返したい人は、オンラインサロンに限らず、このシステムを作っておくといいと思います)。

ここまで、お話しすると、なんだか「いいことだらけ」ですが、オンラインサロンにもキチンと落とし穴はあります。

「世間とは違うルールで回っている」とはいえ、オンラインサロンにもルールはあって、それらは数字(入会者や退会者)で結果が出てしまいます。
しかも、毎日。
サロンオーナーも人間ですので、その数字に判断を引っ張られることもあります。
サロンオーナーが、“自分のサロンのアルゴリズムの奴隷”になるわけですね。

そうなってくると、サロンオーナーの実態はオーナー個人にはなく、「オンラインサロン」になってしまうので、これは非常に危険ですね。

たとえ、相手が3万6000人であろうと、ときどき「うるせーよ」と言ったり、3万6000人がまったく理解できない行動を(パフォーマンスではなく)できるようにしておかないと、この空間は長続きしません。

なので、ときどき、「うるせーよ」と言ったり、サロンメンバーのほとんどが求めていないような投稿をしたりすることもあるかもしれまけんが、「ムカつくけど、これも大切な一手なんだな」と大目に見てもらえると嬉しいです。

利他的に動くオンラインサロンオーナーは仮の姿で、本性はキングコング西野亮廣というゴリゴリのエゴイストですよ、という話です。
引き続き宜しくお願い致します。好きです。

現場からは以上でーす。

↓最新の公式記事を読みたい方はこちらから!

当時のコメント私のしるし。

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 ■今振り返ってみて。 

プロセスエコノミーが一般に広まって来た事もあり、予め「失敗」「ピンチ」を組み込む事で利益を上げる事も可能になった。

今まで「損失」だったのものが、システム設計によって新たな「利益」に変わる。コレは確かに大きな転機。

ただ一方で、例えば映画公開時(クライマックス)にピークだったサロン会員数(約7万5千人)が、今ではグッと大きく減ったように…

「クライマックスを迎えた段階で、長期的に堕ち切る恐怖」にも耐えなくてはならないと思う。

実際コメント欄でも、何度も「サロン会員が減ってます」「どうするおつもりですか」と騒ぐ人も確かにいた。#めちゃくちゃ下品

彼らへのホンネは有料部分で隠すが、それでも一切ぶれない西野さんはやはり流石。

「挑戦」ならではの独自ルールとその覚悟、めちゃくちゃ大事!

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