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「クエスト攻略」case.30「飲食店のオンライン収益化」

こんにちは。いやぁ昨日のニシノコンサルがまた良かった…!アベマTV時代の舞台セットや、ゲストの方との対談も良いけれど…コレもまたリアルな感じが凄く良い…!!大好物です。御馳走様でした!!

さて、折角なので自分も、以前相談室に投げた案件を改めて形にしようと思う。良ければ読み物として楽しんで頂ければ幸いだ。それでは、はじまりはじまり。

チャンネル登録すると、不定期に西野さんのライブ配信が始まるよ!!

「全国」を相手に考える。

まず、テイクアウトやデリバリーは一旦置いておく。

単純に、全ての近隣に”マックというテイクアウト特化の化身”がある以上は、どうやっても負けるので。

もし無いのならまだ勝ち目はあるが…ならその土地には、そもそものお客さんも競合のお店も圧倒的に少ない筈だ。その環境で資金難=地元に愛されていない、が成り立つ。諦めよう。

完成品で仕掛けるなら…最低限、

①テイクアウトならではの娯楽性
②配達範囲でのコミュニティの関係性

の2つが無いとアウト。受付自体はオンラインで出来るが、肝心の調理、配達はオフラインで行う必要がある。「地元」対象なら、下手にオンラインにするよりも手書きのお手紙の方が効果が見込める。提供者の”体温”以上に効くものはない。

よって今回は、「まだ会ったことが無いし、完成した料理を届けられない地域」=「全国」を狙いにいく。

基本は「YouTube」。

身も蓋も無いが、コレは絶対にいる。

アーカイブ機能、認知度、ライブ配信機能。流石にこれ以上の広告媒体は思いつかない。ギリ”インスタライブ”と”ZOOM呑み”までだ。理想はFacebookやSHOWROOMの反応性なのだが、まだちょっと世間に浸透しきっていない。何せ「ログインしなくてもみれる」という点ではYouTubeが圧勝しているので、今回はココを軸に進めよう。

オンラインのお客さんは「何を求めているのか」。

大原則。”お客様が抱えている困り事を、代わりに解消する”のが全てのサービスの鉄則だ。ココで収益、集客に繋げる為には、まずその悩みを正確に捉える必要がある。となると、動画を視聴する理由はなんだろうか?

思うに、大別して4つ。「暇つぶし」「体験」「学習」「コミュニケーション」。このどれかにアプローチを仕掛ける事になる。

①「暇つぶし」

ココへアプローチを仕掛けるのなら、”お店のPV”としてのコンテンツ化になる。

お洒落な内装や空気、カメラワークや店主の接客力。繰り返し眺めてしまうようなハイクオリティが必要だ。当然、初期コストはバカ高い。

担う役割は「お店の看板」。”癒し”や”憧れ“を刺激して、遠方からの旅行客を引き込む形。ただし、コレ自体は収益化は難しい。貼り付けた広告収入は微々たるものだし、お客様が実際に足を運ぶ為には…”ツアーとして組める、複数の観光名所”が必要だからだ。

超長期的には絶対に効果があるが、慌てて飛びつくにはコスパが悪い。

②「体験」

コレは主に”企画力”が必要になる。

例えば、大昔の「メントスコーラ」「〇〇チャレンジ」のような、”家庭でも出来る一発ギャグ“を提供する形。世の素人YouTuberやインスタ映えを狙う層にウケる。料理に絡めるのなら、カクテルによる”色彩の変化”、飾り包丁による”タコさんウインナー”など。ちょっとしたサプライズを日常に与えてくれるものだ。

ただし正直収益化は厳しい。”一度バレた手品は、そう何度も見られない”からだ。かけたコストに対して、得られる広告収益が少なすぎる。余程暇ならいっそオンリーワンの枠を攻められるが…正直、いきなり参戦した飲食店の方が挑むにはおっそろしくコスパが悪い。

瞬間的には利益が出るが、使い切りで効率が悪い。精々“持ちネタ”程度に。

③「学習」

ココは結構意味がある

料理教室がそうだが、”貴方のお店の味を、お客様が自腹で食材を買って、自前で調理して、自分の家族に試食までしてくれる機会”を作れるからだ。口コミ以上に最強の広告戦略である。

また、その性質上「繰り返し再生してくれる」というのもありがたい。美味しいと評判になれば、視聴者は身近な方にシェアしてくれる。動画による「学習」である以上、何度も確認できるというのも非常に親切。結果広告収入もやや期待が出来る。

実は密かに役立つのは、「求人募集」「新人教育」としての機能だ。

「このお店、結構給料は良いけれど…じゃあ実際に、店主と自分は肌が合いそうか?」という疑問を大分解消してくれる。採用のミスマッチが激減するし、動画内でお店の空間や客層もしっかり推測出来る。結果、先々の採用コストを激減出来る訳だ。

ネックとしては、「市場規模が超飽和状態」だという事。決して無駄にはならないし、かなりオススメだが…やっぱり広告収入はじっくりじっくり入るかも?位に留めた方が良さそうだ。

長期的に見ると、絶対に価値はある。即物的な資産として持ちたい。

④「コミュニケーション」

正直、コレが最強

理由は上記の動画の通り。結局は「人柄」に全てが行き着く。現地のお店で商品を買えなくても、画面の奥の店主が好きだと「課金したくなる」のだ。

実際過去の案件、”粉納豆のはすや”さんがまさにそうで…「なっとう三姉妹」というキャラクター性だけで、商品をガンガン売り捌いてしまった。

しかも多くの視聴者は、”粉納豆って何?”の状態だというのに!

つまり、ココに商機がある。

宅配可能な自社商品/オンラインで提供可能なサービスを、自身のYouTube動画に貼り付ける。そして「自身のキャラクター性」に対して「ダイレクト課金」していただく。

結果コレが最強の広告戦略になる。という訳だ。

瞬間的に利益も出やすいし、直接お店の広告にもなる。
ここまでして、初めて上記の①②③の視聴者が増える理由になる。

では、肝心の商品は?

色々とあるが、シンプルなのは「自店が仕入れている業務用食材」+「自店のオンライン料理教室へのYouTubeのリンク」のセット販売だ。

単にオリジナルグッズを売っても良いのだが、このコロナ不況で「業務用食材の卸売店」が瀕死だ。潰れると直接営業に支障が出るし、何より「身内の業者も救いたい」というギバーの姿勢がファンの心を掴む。娯楽の購入が、”店主の応援”と”誰かへの経済支援“に結び付く。課金の理由が増えるので、より大きな収益化に繋がるだろう。

あとシンプルに、その卸売店が必死で貴方のお店を宣伝してくれる。儲かってくれればくれる程に、卸売店の自社商品が売れるからだ。

そこで③に繋げて、更にセルフ試食販売まで行っていただく。

後はこの流れでファンを増やすのみである。

※もし卸売店が困ってなければ、自社製の「お茶」「お菓子」なんかの「消耗型のギフト商品」を売るのが良いだろう。たくさん買っても”配る”という使い道があるし、何より近隣の人とのコミュニケーションツールとして優秀だからだ。そこでまた更に貴方のお店の宣伝になる。粉納豆みたいにね

まとめ。

お店を「スタジオ」に、人柄を「主軸」に、商品を「課金アイテム」に。

週一位ペースの定番番組として、お店公式のライブ配信を仕掛けよう。ある程度の濃いファンさえ確保できれば、後は色々と出来る。ファイト!

おまけ

なんなら、卸売店業界主体で「業務用食材チャレンジ」をバズらせても面白い。みんなこぞってコンテストに参加して、優勝すれば更にアピールが効く。そういうお祭り企画を打ち上げれば、「業務用食材」=「参加チケット」になり、「コンテスト」=「コミュニティ」が出来るかも。ま、流石に与太話だがね。

元々のマインドマップ

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………あんまり………使えてないな………

ストレングスファインダーの個人鑑定/珈琲の差し入れ。

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