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「物語を売る以上、”未知の失敗”が投資価値」(185日目)

■概要。(2020/07/01)

「アルとVoicyを例に、オンラインサロンの売り上げで投資する場合には、手堅いだけの企業が選ばれない理由を説明してくれるお話。」

大元の公式過去記事:https://salon.jp/articles/nishino/s/8o8qQSQb2UI

■以下、私流の学習の痕跡しるし

 ※過去ログの検索は、こちらから。

7月1日(水) ※7月3日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「おはようございます」と言うことで、午前中に投稿したと錯覚させようとしているキングコング西野です。

さて。

本日、メディア発表がありましたが、音声メディア『Voicy』(株式会社Voicy)に出資させていただくことが決まりました。

(※僕がハンドリングしている事業ではないので、「先にサロン内で情報を解禁する」ということができなくてごめんなさい)

  
今日は『オンラインサロン時代の出資』というテーマでお話ししたいと思います。
サロンの売り上げの使い道の報告をしつつ、「成功」の定義が変わってくる話になるので、たぶん面白いと思います。

  
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▼ Voicyに出資した理由
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昨日もお話しさせていただきましたが、オンラインサロンの売上と僕が株式会社NISHINOから受け取っている役員報酬は、全て(自分のハイボール代を除く)世の中に還元することに決めています。

んでもって、どうせならサロンメンバーさんが運営されているサービスに出資して、応援した方がウィンウィンちゃんです。

ただ、僕が出資する以上は【宣伝】の要素が含まれてしまいます。
「西野さんが出資しているということは、いいサービス(お店)なんだろうな。使ってみよう」という人が出てくるわけですね。

 
僕はその責任を背負わなければなりません。

 
というわけで、出資する先は、自分がユーザーとして使っているサービス(もしくは今後使わせていただくサービス)に絞ることにしました。

 
『Voicy』はサロンメンバーでもある緒方さんが手掛けられているサービスで、僕自身、毎日利用させてもらっているサービスでもあるので、条件を満たしています(なんか偉そうにすみません)。

そして、最後の決め手は、「挑戦している」という点です。
実はここに『オンラインサロン』が大きく関係しています。
  
  
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▼ 「成功」ではなく、「物語」を買っている
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出資した以上は「出資した分ぐらいは回収できたらいいな」と考えるのが普通です。

ポイントは「どこから回収するか?」という点で、オンラインサロンを絡めた出資は「出資先から」じゃないんです。

これは毎月支援させていただいているブロードウェイミュージカルも同じなのですが…

僕は、出資先の物語をオンラインサロンに投稿して、オンラインサロンのコンテンツ(文章)を厚くし、オンラインサロンの離脱率を下げることで出資したお金を回収しています。

となってくると、成功することが見えている会社に出資しても、モトがとれないんですね。
「物語」が無いから、文章が面白くならないんです。

こんなことを言ったら怒られますが、チョイチョイ失敗してもらわないと困るんです(笑)

成功するよりも、挑戦して、物語を作ってくれることの方が遥かに価値が高くて、もしも株主として怒鳴り散らすことがあるとするのであれば、「もっと挑戦しろよ!何を安全に勝ってるんだよ!」です。

なので、僕が株主として参画させてもらっている『アル』がチョイチョイ空振りしてくれるのなんて最高なんです。
「いいぞ!その調子だ!」と思っています(笑)

成功することよりも、挑戦することの方が価値があると思えるのは、一部の変態(データ収集魔)か、物語を販売できる装置を持っている人間だけで、一般的な株主さんは「成功しろよ!」と強く思っているので、なるべく他の株主さんには会わないようにしています。
(※失敗してニヤニヤしてたら怒られちゃう)

以前、Voicy代表の緒方さんが「サービスにはシェアを奪い合う『漁業的なサービス』と、市場をゼロから生み出す『農業的なサービス』がある」とおっしゃっていました。

これを「物語を買う」というフィルターを通して翻訳すると、『漁業的なサービス』は【確認作業】で、『農業的なサービス』は【実験作業】になります。

当然、物語性があるのは、ときどき大爆発を起こしてアフロ頭になる【実験作業】で、オンラインサロンで回収することを見越して出資する場合は『農業的なサービス』の一択です。

 
「手堅い成功」は売り物にならないんですね。

オンラインサロンに限らず、今、物語を販売する場所が増えています。
新型コロナウイルスの影響で発射を断念せざるをえなかったホリエモンロケット(MOMO5号機)が、クラウドファンディングで4000万円以上を集めたのなんて良い例で、予定どおりに飛んでいれば、1円にもなりませんでした。

「物語を売る」「物語を買う」というやり方は今後増えてくると思いますし、僕自身、成功ではなく物語を売っているサロンメンバーさんのサービスに出資させていただくことに決めています。

そのあたりも踏まえて、「こんなデタラメな挑戦をするよー」という方がいらっしゃいましたら、また話を聞かせてください。

今日は『オンラインサロン時代の出資』について、お話しさせていただきました。
記事の投稿が遅くなってすみませんでした。

現場からは以上でーす。

 

【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

■当時のコメント。

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■今振り返ってみて。

実はこれ以降、幾つかのオンラインサロンにも入ってみた事がある。

現在も加入を続けているのは、「西野亮廣エンタメ研究所」と「「タムココサロン」の二つ。

資金に余裕があれば、「アル」と「セトちゃんのエンタメ挑戦日記」はまた読みたい。

逆に辞めてしまった所を振り返ると…

もしかしたら、「有益」に過ぎたのかもしれない。

自分に転用出来れば「得」で、でもそもそも見れなければ「損」と感じてしまうようで、疲れやすかったかもなぁ…

■自分ごとにするのなら。 

そもそも「全部読まないと楽しめないモノ」だと、かえって満足度が下がるのかも。

自分がブックカフェや図書館へ赴く時も、まさか全部の書籍を読み切ろうなんて気はない。

“これだけあれば、どれかはピンとくる読み物があるだろう”という雑貨店に近い感覚。

1話完結の物語を量産するのは、結構ありかもしれないね。

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