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NNT22卒「考え方が180°変化した日の話」


【私について】
大学受験に失敗し、一浪。浪人期間は大学受験の費用を捻出するために工場で働いたり、毎日勉強に励んだり、そんな生活をしている中、自分なりにやりたいことが出来る大学を見つけ、無事入学。しかし新型コロナウイルス蔓延により1年間、思っていたような授業や学生らしいことが出来ず、今年3月就職活動を迎えた。
現状としては、コロナ禍で取得した4つの資格も今まで頑張ってきた自分も思うようにアピールできず、まだまだ先の見えない就職活動に奮闘する毎日である。見た目はニコニコ、中身は疲弊のNNT22卒就活生である。

【考え方が180°変化した出来事】
そのような私ですが、先日、考え方が180°変化した出来事がありました。
その出来事とは、授業を通じて、アクロホールディングス元代表取締役 現相談役の石田知義様にお話を伺った際の事です。
お話していただいた内容としては、起業についてであったり、IT業界についてであったり、キャリアプランを描くポイントであったり、人生観であったり、私たち学生が疑問に思っている事、不安に思っている事を幅広く、そして1つ1つ丁寧に答えてくださいました。
なかでも今回は、印象に残っている事や石田様の生い立ちについて軽く綴ります。

~石田様の生い立ち~
新卒入社⇒経理(会社A)⇒SE(会社A)⇒転職⇒フリーランスSE⇒転職⇒営業(会社B)⇒会社の倒産を機に起業

~当時の状況(具体的に)~
大学当時、石田様の強みは営業職に活かせるものであったのにも関わらず、自身の弱みである緻密な作業を克服するため経理を自ら志望。そしてその後上司の指示で何も知識のないままSE部門に飛ばされ、その部署でSEを究め、その後会社を辞め、フリーランスとして活躍。ある程度経ち、以前から行いたいと思っていた営業職に転職し、新たな人生を送っていたところ、会社が倒産。仕方なく起業する運びとなった。

~印象に残ったQ&A(一部抜粋)~
Q.転職についてどう思いますか?
A.新卒で入社した会社は基本的に定年まで働かない。定年を迎えるまで転職を2.3回繰り返すと思う。この世に安定な企業などない。

Q.学生のうちにやっておいた方がいいことは何ですか?
A.論理的に物事を考えられるようにしておく。若い時こそ勉強をやっておいた方がいい。

≪私自身の意見≫
私はこの生い立ちやお話をお聞きし、考えさせられた点は2つございます。
1.「弱みを克服するために自ら苦手な部署を志望する。」
就職活動では、自身の強みをどう生かすのか企業に提示し、入社後活躍できるとアピールをしています。それが正しいやり方だと考えていました。しかし、当時の石田様は自身の弱みを克服したいからこの仕事がしたいと自ら志願し、入社。そして現在は、弱みがない人材として様々な場で活躍し、その活躍の幅は今もなお広がっていらっしゃいます。このお話を聞き、そんなアピールの仕方があるのかと凄く驚いたのと、本当に社会で活躍する人は、ただただ強みを伸ばしていくだけではなく、弱みも克服していく方なのだなと知ることが出来ました。自分はまだまだ頑張らなければいけないなと再認識しました。

2.「実際にこの人生を送り、この世に安定な企業はないと断言する石田様の言葉の重み」
大手企業に入社したら将来安泰、終身雇用制度、この価値観や制度が崩れつつあると知り、正直絶望した気持ちになりました。入社したら将来に対する不安が少し軽くなるのではないかと思っていましたが、入社がスタートであり、そこからまた、がむしゃらに頑張り続けなくてはいけないと知りました。しかし、考え方を変えると、人生いつ何を始めても遅いということはなく、自分で好きなだけ好きなタイミングで新しい未来を築くことが出来る世の中であるとも感じました。

【まとめ】
現在就職活動や自己分析をしていて、今まで行ってきた選択は間違っていたのであろうか、もっと様々なことに挑戦しておくべきだったのではないか、将来に悩む度、莫大な不安が押し寄せ、こんな感情を抱えたまま私は一生生きていかなければいけないのか、などと、人生を辞めたくなる瞬間は本当に沢山あります。
しかし、今回、石田様にお話を伺ったおかげで、自分が狭い視野の小さな世界の中、一人で勝手に溺れていたことを気づくことが出来ました。
大手に行かなければ幸せな人生を送れないということではないですし、中小企業に行ったから定年まで制限した働き方をしなければいけないということでもないと感じました。もしかしたら、大手に行くより、中小企業に身を置いた方が裁量権の大きい仕事を任せてもらえ、個人としてぐんぐん成長できるかもしれないと感じました。(うまく言葉で表現できないので不快な思いをさせてしまっていたら、申し訳ございません。)

結論として、最も重要であることは、就職活動がどんな結果になっても、変化し続ける環境下で生き残れるように、常に柔軟に対応できるような人材になるため、どんな時も学び続ける、成長し続けることだと感じました。
これからは、目先の事だけで悩まず、自分の人生をもっと俯瞰的かつ長期的に観て、将来のビジョンを構築していきたいと思います。まだまだ人生これからなので、あきらめず、自分なりにコツコツ頑張ってみようと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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