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反芻することで鮮明さを増す言葉:プロダクトデザイナー秋田道夫seminar『のこるデザイン×きえるデザイン』18年が経過してもなお、私の心に留まり続けるプロダクトデザインの本質

プロダクトデザイナーの秋田道夫さんは、信号機のデザインを例えに、プロダクトデザインの本質をやさしく解説されました。


信号機のプロダクトデザインは、信号機という本質を明らかにするところから始まります。例えば、SF映画のように乗物が空中を行き交う未来の状況を考えます。空中に交差点が発生すると、その空間に光のシグナルが出現します。つまり、交差点に必要となるのはシグナルであって信号機ではありません。このように考えると、信号機という本質が明らかになります。

そうして信号機の未来をデザインするのです。これからの信号機はシグナルを残して信号機は消えていきます。私の仕事が無くなってしまうデザインを仕事にするのですから、非常に複雑な気持ちになるのです(笑)。


プロダクトデザイナー秋田道夫seminar
のこるデザイン×きえるデザイン
2006年5月20日(土)
中央電気倶楽部

反芻はんすうすることで鮮明さを増す言葉:プロダクトデザイナー秋田道夫seminar『のこるデザイン×きえるデザイン』18年が経過してもなお、私の心に留まり続けるプロダクトデザインの本質

令和六年七月十七日