コンコルドのCMの意図とは??広告の2つの効果
『広告』と聞くと、テレビcm、ラジオ、アプリ内に表示される広告、YouTube広告、グーグル広告など様々な種類が挙げられます。
そんな多種多様な広告ですが、企業が広告をビジネスに取り入れるのには二つの理由があります。
自社商品・サービスを購入してもらうため
ほとんどの方がコチラをイメージするのかもしれません。
例えば、明治のCmでは広瀬すずさん、土屋太鳳さん、松井愛莉さんなどの豪華たる美女三人組のcmは、バレンタインというイベントの需要に合わせて放送されたものです。
こちらのCMのターゲットは若者の女性であり、バレンタインというチョコレートの好景気ともいえるイベントのために、チョコレートを買ってもらうよう促している訳です。
他のメーカーの作ったモノを買っていた人や、違うメーカーのチョコレートを溶かして使っていた人などの多くを明治のチョコレートに誘導するという意図もあったでしょう。
このように、直接的に消費者の行動を喚起するという効果があります。
自社の認知・ブランディングのため
私が子供のころから流れていた『コンコルド』のCM.
私は正直言って初めのころは。あのCMが何なのかはわかりませんでした。
別に商品やサービスを説明しているわけではないあのCMは旗咲いて意味がないのか。
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、その答えはNOです。あのCMに隠されたのは、長期的なブブランディングのための広告戦略なのです。
全く関係ない印象に残りやすいストーリー性とシュールなキャラクター達。
この『意外性』が視聴者の印象に残りやすいもので、当時小学生ですらあのCMを話題にしていたくらいの認知度です。
このCMの目的は『とにかく自社を印象付ける』という事と長い連続した物語構成のような内容で『広告自体もブランディング』することです。
短編なCMよりも、非常に視聴者を引き付けるのだと思います。
現在でいうとauのCMがそのいい例です。
あのCMも物語でつながっているような内容になっていると思います(同じkキャラクターが各回出る)
広告自体に価値が見いだされて、視聴者に面白いという印象を残し、その会社の名前も認識してもらえるのです。
コンコルドのCMがなぜ成功したのか
コンコルドがあのようなCMをできたのは、そのサービス内容によるものだと思います。
コンコルドはパチンコ屋であり、そのような事は誰でも知っている内容である点とパチンコ事態が非常にコアなファンをターゲットとしたビジネスだからです。
チョコレートやパンなどといった一般的に誰でも買うような商品ではなく、『一部のコアなファンを対象としているビジネス』だからこそ成り立つCMこうせいだと思います。
対象としては、パチンコをやってみたい人や既にパチンコをやっている人なので、サービス内容を伝えるよりかは、いかにそういったターゲット層の印象に残せるかにフォーカスしています。
広告制作では、『サービス内容をいかに簡潔にわかりやすく伝えるのか』という事に意識を集中し、かえってそれがシュールさを妨げる足かせとなっているのも現状です。
いわば、その足かせというリミッターをはずせる、コアな一部のファンをターゲットとしたサービスであるため効果的な広告内容なのです。
コンコルドのCMはここに上手く入りこみ、広告による成果を叩き出せたのだと思います。
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