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3作目 DYNA BEND

割と真面目に現場仕事頂いていたので更新が遅くなっちゃった。

3作目は秋間さんの本からDYNA BENDを。

はじめてのオリジナル・エフェクター&ミニ・アンプ製作【新装版】

トーンベンダーを意識してアレンジしてあるようで、手に入りやすいシリコントランジスタバージョンで構成され、且つブースターに続くラグ板での製作である。

下ごしらえ。地味に穴を開ける点数が多かった。
顔面中間報告。少しFUZZ FACEのようにも。

内部写真なんかは見事に撮り忘れてしまったので割愛。というか部品点数は大したことないのでまぁ。という感じ。とはいえ当時はかなり四苦八苦して作った記憶。

完成!ラベルとツマミが付くとブティック感ある

出音はとてもファズ。
仕様なのか、ゲインは最小でもまあまあ歪んでいたのと、メモリ8〜10からの上がり幅が激しくて少しピーキーなファズ。
この辺りは今思うと少し増幅率の低いトランジスタを選定すれば変わったかも?
ツマミフルでベース使用だとシンセベースのようなサウンドに。

ボリュームがもうちょい上がると更に使いやすそう。

ギターでの所感として、現場のギタリストに弾いてもらった所
「ギター側のボリュームと歪みの追従性が良く、今はファズって色々とあるけど、これはツマミがシンプルなので使いやすいし、中々こういうニュアンスって出ない。これは凄くギタリストが凄く好きな音。」

だそうである。さすがギタリストである秋間さんのデザイン。
というか使用感をプロギタリストにホイホイ使ってもらえるのってエフェクター作りとしては凄いアドバンテージだよな。

でも実は本当はこれをベース用ファズにしたくて元のコンデンサの値より大きくしたりしてみたのだけど、そこが逆にストラトやテレなんかには良さそうに聴こえた。

ちなみにベースに使うにはまだちょっと腰高だったかな…
これはコンデンサだけの調整では無理そうなので抵抗諸々弄って研究したものの、これを雛形にベース用作るより別で考えたほうが良さそうかなという結論に。

ファズ系では良くあるMODらしいプリゲインみたいなのはまだ試してないので、そこは試す価値あるかも。

というわけで古き良きながら現代でも使える良いファズでした。

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