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神と契約した人間

ども、mullaです。
先月に「聖書」の触りをちょっと書かせてもらいました。

都市伝説が生まれる背景をもうちょっと知ろうと思って掘り下げを始めたのがきっかけです。想像以上のワールドが広がっていました。掘り下げてよかった。笑

冒頭のイメージは「バベルの塔」と呼ばれる、地球上に複数の言語が派生するきっかけになった言い伝えの建物です。簡単に言うとこんな感じです。

- 神の住む世界に近づこうと企てる人間が、力を合わせ始めた
- 力を合わせて、天に届く建造物を作り始めた(バベルの塔)
- 怒った神は会話が出来なくなるよう、扱える言語をバラバラにした

このように人間の所業を見て怒りを覚えては、大きな罰を与えるといった繰り返しが「聖書」に描かれているわけです。厳密に言うと聖書は「旧約聖書」「新約聖書」の2つが存在し、今申し上げた内容は前者に当たります。

冒頭タイトルは「旧約聖書」に因んでいるのですが、ここに出てくる「神」は、人間がやらかしては怒ってばかり、罰を与えてばかりなんですね。何故そんなに怒ってばかりなのか。解説本を読み終えた直後の僕の感想は「心の狭い奴だな」とさえ思えるようなものでした。

旧約の"約"=契約のこと

旧約聖書は、神と民(人間)の契約でスタートしているんです。契約内容を簡単に言うとこんな感じです。

- あなたたち民は、私たち神の言う通りにしなさい
- そうすれば、私たちはあなた方を祝福し恩恵を与えましょう

先述の人間がやらかしているとは、神の言う通りにしていないということです。また、怒って罰を与えるとは、祝福や恩恵の真逆ということです。神の言う通りとは、どんなことを指しているんでしょうか?分かりやすいところで言うと、

- 人に優しくしなさい
- 困っている人がいたら、助けてあげなさい
- 人の物を盗ってはいけません

こんな感じの、いわゆる人として基本的な倫理的な内容です。そして、恩恵や祝福とは、

- 作物の豊作
- 過ごしやすい気候、天候
- 物的な欲求を満たす
- 名誉な地位に恵まれる

といった、神の奇跡と呼ばれるような神秘的体験だそうです。

神は誰を契約相手としたか?

このプロセスが気になりますよね。人間って言ってもなんだかんだ地球上とても広いわけです。旧約聖書から派生することになる宗教の中に選民思想というものが出てきて、契約相手とされた人間たちは「選ばれた民」と考えるようになったと言われています。

その宗教とは「ユダヤ教」であり、選ばれた民とは「ユダヤ人」のことです。もう一つ大事なことがあります。それはユダヤ人を選んだ場所です。それこそがイスラエルで、聖地とされる所以となります。

まとめると、

神は、イスラエルの地に住む民を選び、契約を結んだ

ということになります。

ご存知の方も多いかと思いますが、ユダヤ人とはユダヤ教徒のことを指しており、ユダヤ教とは契約した神からの教えを元にしているのです。ユダヤ人に国はないんです。そして、イスラエル(パレスチナ)がキリスト教・イスラム教の聖地とされているのは、その2つともがユダヤ教から派生したからです。このことが聖地奪還の名の下に行われる宗教戦争や、ユダヤ人の迫害といった原因へと繋がっていくわけです。

なぜイスラエルだったのか?

ここですよね。本当に不思議です。
なぜここなのか。
地球全体を見たときに地域を指す言い方で「西洋」「東洋」がありますが、イスラエルを中心に見ると分かってきますね。

西洋:ヨーロッパ諸国、アメリカ大陸
東洋:ロシア、インド、中国、日本(極東)

日本=日出づる国という由来も太陽が東からのぼり、世界の中心から見ればいちばん東(極東)の国から日が出るということになります。

話を戻しましょう。イスラエルだったのはなぜか?

聖書に出てくる有名な話で、アダムとイブが禁断の果実を食べたというのがありますよね。果実を食べた後に神から罰として、エデンの園からこの二人は追い出されてしまうのですが、このエデンの園が現在のティグリス・ユーフラテス川の源であるアルメニア辺りにあったんじゃないかと言われているんですね。ちょっと逸れますが、アダムとイブというのは間違いです。正確にはアダムとエヴァです。エヴァンゲリオンは正しいんです。あれもフリーメイソンの話ですね。笑

はい、すみません、再び戻します。

追い出された後、アダムとエヴァは子供を産んでいきます。そして1000年単位で子孫たちがイスラエル地域やエジプト地域に移動していく過程が書かれているのが「旧約聖書」なんです(スタート時期を創世記と言います)。その途中、冒頭で触れたバベルの塔が出てきたりするわけです。

子孫にアブラハム−イサク−ヤコブという流れがあるのですが、イサクに対しては子孫の繁栄の約束を、ヤコブには土地を与える約束を神がしたというくだりが出てきます。この土地を「カナン」と言い、イスラエルを指しているんです。

まだ続きますよ。笑
だからなんでイスラエルなんだ?ってところですよね。

旧約聖書の舞台は紀元前3000〜2000年前後と言われているのですが、そこから更に8000年も前、つまり紀元前1万年ほど前に突如登場したとされる遺跡が現在のトルコ南部で発見されます。この遺跡の発見まで考古学界では、最初に文明が出来て人が集まったところに宗教が派生するというのが定説でしたが、覆されて「最初に宗教ありき」でその後文明発展に繋がったという説に変わりつつあるんです。そして世界規模で見れば、トルコ南部との距離間はイスラエルの目と鼻の先です。

今から12000年ほど前、イスラエル地域とその周辺諸国で何かが起きて、それを古代人が後世に伝えるために置き換えた表現として「旧約聖書」になったんじゃないか、という説が浮上してきています。

何かが起きた。
それは以前記事したことが関連していると踏んでいます。
そう、ケネディ大統領暗殺事件です。

とは何なのか。
12000年前に誰かが地球に来たのか。
なぜ旧約聖書という表現で現代まで伝わっているのか。

紐解かれる時期についても、ちゃんと記事にしています。
2026年です。

突如現れた遺跡はギョべクリ・テペと言います。
これについてはまた別の記事で追及していきます。
旧約聖書の次は「新約聖書」です。
いよいよイエス・キリスト誕生背景について迫ります。

でわ。

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