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三角プリズムによる光のスペクトラム分散

■月の裏側モンスター

ピンク・フロイドの8枚目のアルバム”Dark Side of The Moon"(邦題:狂気)は1973年の3月にリリースされ、全米ビルボードのチャートで1位、全英のナショナルチャートで2位、日本でもオリコンチャートで2位となっています。正に70年代ロック黄金期、プログレッシブロック全盛期の作品でした。
ただ”Dark Side of The Moon"はそれだけにとどまらず、発売から48年売れ続け累計で958週ビルボード200チャートに入るという驚異的なアルバムになるのです。メタリカのブラックアルバムが30年で600週くらいなのですがその18年も前にリリースされていて、1994年以降オリジナルアルバムのリリースはありませんし、もちろんワールドツアーや大規模なコンサートを開いたりしていない既に存在しないバンドで、しかもイギリスのバンドであるにもかかわらずです。メタリカのTシャツのシーズンでブラックアルバムをアメリカの一家に一枚アルバム堕みたいなことを言いましたが、リアル一家に一枚アルバムなのではないでしょうか。
かく言う私もアナログ、CD合わせて6回買って手元には3枚持っていたりします。
リマスターされたり、ジャケットがリニューアルされたりする度に買ってしまったりするワケです。私と同じようなことをしている人が世界中にいるのでしょう。

■三角プリズムによる光のスペクトラム分散

なので、この”Dark Side of The Moon"を象徴する三角形のプリズムによる光のスペクトラム分散のアートワークのジャケットは歴史上最も知られたレコード、CDジャケットなのではないでしょうか。
当然、三角プリズムによる光のスペクトラム分散はピンク・フロイドを象徴として色々な場面でモチーフとして使われています。
当然、Tシャツの柄としてプリントされたものも大変多く作られています。
既に紹介した1994年の”Division Bell"のワールドツアーこれは”Dark Side of The Moon"の完全再現があったので当然なのかもしれませんが、1987年の”A Momently Lapse of Reason"ツアーのTシャツでもプリントされています。
それくらい人気のモチーフであると言っても良いでしょう。
と言うことでこれまで紹介した2つ以外の『三角プリズムによる光のスペクトラム分散』Tシャツを4枚紹介します。

■三角プリズムによる光のスペクトラム分散Tシャツ


一つ目、はオーソドックスなもの『三角プリズムによる光のスペクトラム分散』のみがプリントされていてどこにも文字がありません。タグにPINK FLOYD とあるので公式のものかもしれません。20年くらい前に古着で買ったものです。珍しいのはサイドにスリットが入ったカット・ソーになっている所です。パッとみではわからないのですが、こういったロックTシャツには珍しいタイプなので微妙にシルエットや着心地が他のものと異なります。
二つ目はラグランスリーブの7部袖のシャツです。
これ、ファッションセンターしまむらさんとかライトオンさんみたいな量販店で売ってたものを1500円くらいで買ったと記憶しています。これも20年くらい前でした。でこの7部袖が夏以外の季節に重宝するのでこれは部屋着として今でも頻繁に着用しています。20年近く着ていると自然に古着テイストになっています。
フロントのプリントが ’73 TOUR となっていて”Dark Side of The Moon"リリース時のツアーTシャツの仕様になっていますが、古着テイストになっているとはいえ、流石に73年もにには見えませんね。バックプリントがあってなぜか”Dark Side of The Moon"アルバムの収録曲がプリントされています。
三つ目のこちらも”Dark Side of The Moon"のツアーTシャツのプリントでこれは新品の時から古着風の掠れたプリントになっていました。あくまで古着風ってものです。73年のツアーの時にこのデザインのTシャツが本当にあったと言う記録は見つかってないので不明です。
プリズムが真っ黒の影になっていて、これじゃあ意味が違うじゃんと思うのですが、そんなところがツッコミどころのブートTシャツのような雰囲気もあって、まぁ面白いかなと思い買いました。これも20年くらい前に量販店で1,000円くらいで買ったものだと思います。
最後、四つ目は2013年に発売された割と最近のもの、と言ってももう8年ほど前のものになりmすが、”Dark Side of The Moon"リリース40周年を記念して作られたTシャツです。こちらモチーフこそ『三角プリズムによる光のスペクトラム分散』ですが、プリズムも光線も歪んでいて不思議な感じです。絶対こんなことは起きませんよね?どうなんでしょう?
でもこんな『三角プリズムによる光のスペクトラム分散』のプリントがあってもいいかなと、変わり種的なものとして購入しました。

まぁその他にも『三角プリズムによる光のスペクトラム分散』をモチーフにしたTシャツはもう追い切れないほどさまざまなパターンのものがあります。
プリズムがピラミッドになったものや、月に衝突しているもの、この『三角プリズムによる光のスペクトラム分散』をサンプリングしたりオマージュしたりしているもの、パロディ化したTシャツなんかも数多く存在しています。
ここまでになると、元々は何だったのか知らない方も多くいるのではないかな?と思います。このプリズムに PINK FLOYD て文字が入ったTシャツが本当にいろんなパターンで出ているので、PINK FLOYD ていう洋服のブランドでもあると思っている方とかね。だっていかにも若い女性向けのブランドにありそうな名前ですもんねピンク・フロイド。

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