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月刊「根本宗子」第19号「共闘者」

脚本:根本宗子、加納愛子(Aマッソ)
演出:根本宗子
出演:前田敦子、Aマッソ(加納、むらきゃみ)、長井短、根本宗子
劇場:TOKYO FMホール
観劇日:2024年9月6日(金曜)18:30〜

15周年ということで気合が入っていたようだし、
キャストも個性派揃いだし……というわけで、期待していたのですが。
あれれ? どうしちゃったの? と、客席で戸惑ってしまいました。
脚本も演技も、このレベルで舞台に上げて公開したらいかんだろうと。

以下、あくまでも個人的な感想です。

演劇を志す人たちの友情とか青春への郷愁とか、伝えたい世界観はわかるのだが、脚本に説得力がない。
根本さんが大切にしていると思われる、舞台で繰り返される台詞が観客に(少なくとも僕には)刺さらない。
前田さんが演じた主人公の人柄に一貫性がなく、それが意図的なのかどうかも不明瞭。
不自然な空間利用、役者の配置など、演出が雑。
主演の前田さんの台詞が聞き取れない場面が多い。
でも、かわいらしかった。
どこで笑って、どこで感動すればいいのかわからず、もやもや。
Aマッソのむらきゃみさんは笑えた。いじられる役だが、その役にはまっていた。
終盤に山場があると思わせて、肩透かしをくらわされて、ガッカリ。
舞台上の5人は楽しそうで、観客が置いてきぼりにされたような感覚。
まあ、楽しんでいた観客もいたでしょうが、拍手はパラパラッとした感じでした。

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