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おかんは最強

たぶんいろんな方が一度は思ったことがあると思うのですが、母ってほんとに強いですよね。

まあ、虐待とかしてたり我が子を虐待してる夫から守れないって人は、これから強くなるとして。

うちの母が、私が今こんなん(転職活動中、こないだ試験落ちた(:_;))なのに、普通に見守ってくれてるのが、本当にすごいなと。しかも採用試験の結果届いた日、仕事で疲れててすぐには結果見なかったのです。

いつもは一旦リビング行くのに、家に帰ってそのまま部屋に閉じこもって疲れたーって、ちーんとしてる間に、母からラインで一言「おかえりなさい」ってきたんですよ。それ見て、試験結果見る勇気も出ました。

もう、その「おかえりなさい」の一言が泣けました。

しかも試験結果見て、落ち込んで、リビングにやっと来たと思ったら、「もう諦める」とか言い出して。公務員試験なんて何回も何カ所も受ければ良いのに、みんな(少なくとも私の周りの公務員の人は)結構そんな感じで受けて、どこかしらに引っかかり、公務員になれたっていうのに。その事実を知ってるくせに、「もう諦める」って。「私にはもう無理なんだ」って。

ツッコミどころ満載ですよ(笑)

数時間後、母は寝たと思ってたら、部屋からリビングに出てきて、私に「どうやって募集があるか探すの?」ってスマホがまだ完璧じゃないから聞いてきた。私のためにどこの自治体が募集出してるか調べようとしてる。。。

すごい

私が昔母に言った、「長男にはお金(学費)かけて、次男(ダウン症)には手をかけて、私には何してくれたの?」って言葉が響いたんだろうか。

本当は、私が私を諦めちゃいけないことぐらい分かっている

完全に八つ当たりだということも

高校生の時に出来なかった反抗期のやり直しか。。。。

コロナ禍であまり言いにくいけど、去年の11月ごろに一緒にディズニーランドも行ってくれた。実はディズニーランドではとても嫌な家族の思い出が残っていて。

母とダウン症の兄と私で行ったんですが、当時私は10歳ぐらい。母が「トイレに行ってくるからここで待っててね」って、私と兄をある場所で待たせたんです。夜になりかけてたし、母はドジなので「この人本当に戻って来れるのかな~」と思いながら30分ぐらい待った。来ない。トイレが混んでいることを考慮しても、遅い。私は「これは迷っている」と確信。

でもこういう時「動かない」ことが一番大切なのも分かってた。あと20分待って来なかったら「私がこの子(兄)を守ろう」と決めた。駅まで行って、帰り方駅員さんに教えてもらって、住所と連絡先を言えば、こんな困っている子ども相手だし、電車賃ぐらいツケで乗せてくれるだろうと10歳なりに考えてた。めちゃくちゃ不安で泣きそうなのに。

そんで泣きそうな私を、どこかの高校生が気づいてくれて、「どうしたの?」って言われた瞬間泣いた。それでも泣きながらでも「私がこの子を守る」の決意は固かった。

結局、高校生のお姉さんが一緒に待ってくれてるうちに、係の人に連れられた母が到着したのだけど。

とっても嫌な思い出。しかも、私と兄に会えた後、母は大して私の心配はせず、兄の心配だけしたのだ。こういう小さな綻びが、だんだん大きくなっていく。その時の後ろから見た「母が兄だけ心配していた姿」は忘れもしない。

この話は一度母にしたことがある。「兄だけ心配してたよね」とは言ってないけれど。

去年の11月、ディズニーランド行こうかって言いだしたのは母で、「そうだね、気晴らしに」って感じで行ったのですが、行ってから気づいた。「もしかしてお母さん、思い出塗り替えようとしてる...?」

母はたぶん申し訳なく思ってる。ひょっとしたら、私がてんかんになった事さえ、自分が高齢出産だから...って思ってるかもしれない。私の中では、育ちの中で神経使いすぎて、脳神経が疲れちゃったんだよって思ってるけど(笑)

そんなこと思ってたら泣けてきた。やりたいことが保健師じゃなくなったら、公務員諦めても良いと思うけど、やりたいなら母のためにも諦めちゃダメだ。

とりあえず前を向いて。前にしか道はないから。

自分がもし母親になったら、ここまで強くいられるだろうかと、母親になることを躊躇してしまう。世のお母さんは、そのくらいすごい。

育児で2時間おきに起こされてもミルク飲ませたり、泣き止ませたり。その点では多分うちの母は、おばあちゃんに助けてもらってるけど。障害児生まれたからね、余計、助けてくれたんだと思う。

でも誰の助けもなくやってるとしたら、やっぱり育児って大変だと思う。保育園で0歳観てたから多少分かる。精神的に疲れてるなってお母さんもいたし。第一子だったら、お母さんもママ1年生だから、出来てなくて良いんだけどね。第二子だって、「その子」をみるのは初なわけで。「この子のために頑張らなきゃ!母親なんだから」と気負ってるママさん多いけどね。

まあ、私もだけど、自分責めすぎずに。

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