「期待」とは

「期待」は「押しつけ」だ。「期待」されるのが嬉しい、その「期待」に応えるために頑張れるということもあるだろう。しかし、全員が全員そういう訳ではない。「期待」されるということは、その人にとってプレッシャーになる。幼い頃から「期待」されてばかりいたり、人のために何かをしたがるという人にとっては「期待」というのは「枷」になってしまう。「期待」に応えようと、自分を顧みずに無理、無茶をしてしまう。結果、身体や精神に深い傷を負ってしまう。勿論、それを乗り越えて強くなる人もいるだろう。だが先述したように、全員が乗り越えられる訳ではない。乗り越えられずに立ち止まってしまう人がいる。「期待」に押しつぶされてしまう。何かの発表で前に立って何かをするとき、それを見ている人は「この人は何をするんだろう」「何を話すんだろう」と少なからず思う。これも「期待」だ。「期待」されるから緊張するのだ。人前で緊張しないような人の中には、気にしすぎ、気にしなければいいという人もいるだろう。そういう人には「それができねーから、こんなに苦労してんだよバーカ！！」と言ってやりたい（笑）私だって「周りはそんなに自分のことなんて見ていない、気にするだけ損だ」などと思い込もうとしているけど、全くできない。嫌でも気になってしまう。几帳面の人とかなら理解しやすいかもしれない。ここのわずかな埃が気になったりするような感覚と近いと思う。

　話が逸れそうなので本題に戻すが「期待」とは、そういった「枷」を相手に与えてしまう場合があるということだ。「期待」するなとは言わないし、「期待」せずにいるのは、まぁ無理だろう。無意識にしてしまうことも多い。ただ必要以上、過度に「期待」したりするのは止めてほしい。特に子供の親。自分が子供の頃できた、やっていたことだからって、子供に押し付けるな。逆に出来なかったことだとしても、押し付けるな。子供は純粋に褒められたい一心で、無理、無茶をしやすい。自分で解決しなければと、一人で抱えこんで、耐えられず、最悪の場合、あらぬ行為に至ってしまうかもしれない。出来ないことは出来ないと諦めるのも、大切なことだと思う。出来ないことではなく、出来る事から見つけ、やっていく。そうすれば、いずれ出来なかったことも出来るようになるかもしれない。出来なかったとしても、出来ることがあれば、自信に繋がる。勉強も「適度」が大事。「適度」といっても、人によってさじ加減が違うので、自分の「適度」を押し付けるのも良くない。相手の「適度」もこちらには分からないので、そこは様子をみて判断するしかない。親子の関係に限らず、上司と部下だったり、教師と生徒、友達同士だって、何だってそう。「期待」を押し付けてしまっていると思ったら、相手を労ってあげよう。「期待」に押しつぶされ、緊張や不安でぐっちゃぐちゃになっている人には「ありがとう。頑張らなくていいよ」といった言葉をかけてあげるのも良い。全ての人を気にかけるのは難しいから、自分と、ある程度関係を持っている人に対して、「期待」し過ぎてやいないか、と今一度考えてみてほしいと、私は願う。

　そもそも私が「期待」についてここまで考え始めたのは、彼女がそうだったからだ。昔から頼られることが多く「期待」に応えるために頑張ってきた。彼女自身、人のために何かをするのが好きで、喜んでいる姿を見るのが好きという。しかしそのために、自分の時間を、身を削ってしまう。そんな彼女に「頑張らくてもいいよ。休んでいいんだよ」といった言葉をかけたら、嬉しかったらしい。それから「期待」が与える重さについて考えるようになった。頑張っている人に対して、頑張らなくていいよというのは、失礼にあたる場合もあるが、無理している人に対しては、失礼にあたってでも、こういった言葉をかけ、休ませてあげることが大切だと思う。

　さてここからは「期待」に押しつぶされ、緊張や不安でぐっちゃぐちゃになっているような人に対しての内容を書く。まず先述しているので、最初に言わせてもらう。私は貴方がどういった「期待」に応えるために頑張っているのかなどは、勿論分かるはずがない。だが、それでも私はそういう貴方に

「頑張ったね。お疲れさま。たまには休んでもいいんだよ」

と言いたい。「期待」に応えようとする貴方は、とっても優しい心を持っている。幼い時から周りに「期待」されてきたから、仕方なくという人もいると思う。しかしそれでも「期待」に応えてあげようと頑張るのは、紛れもなく貴方の優しさ。幸いなことに、現代はnoteや様々なSNSというような、自由に書き込める場所も多い。誰にも相談できないなら、そういった場所に書き込むこともできる。厳しい意見も言われる場合もあるかもしれないが、どこかにはしっかりと話に乗ってくれる人もいるはず。匿名だからこそ、お互いの事を知らないからこそ、言いやすいこともあるだろう。今の時代、リアルでの関係が全てじゃない。ネット上にいる距離も関係ない、無数の人達がいる。貴方は一人じゃない。偽善者と思われるだろうし、正直私自身もそう思っているが、それでも私は、そういった人達の味方でいたいと思う気持ちはある。

　さて、とりあえず今考えていたことは、書き終わったが、この「期待」という内容についてはまた書きたいことが出てくるかもしれないな…。ま、そんときゃそん時だな（笑）私の考えや意見は、何かで勉強したわけでもないので、他の人の言葉で普通に意見も考えも変わるので、言いたい事あれば何でも受け付けます（笑）自分の考えが絶対正しいなんて全く思っていないっていうか、そもそも私自身が自分に全く自信もっていないので、正しいとか思えないというのが本音です（笑）

　最後になりますが、ここまで読んで頂きありがとうございました。よろしければ、他の投稿も見て頂けると幸いです。あ、最初の二つは私の愚痴というか過去話みたいなものなので、今回のような考えを述べるのは前回からです。つまり見てもらいたいのは、現時点で前回の投稿だけ…。という訳でよろしくお願いします（笑）