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障害?何それ美味しいの?

こんにちは。ムクリです。

いきなり尖ったタイトルで驚かせてごめんなさい笑

前の投稿で書いている通り
私は先天性の四肢障害がある障害者です。
でも、障害者である私にとって障害があることは当たり前すぎて、日常的に意識することはほぼありません。
ん?障害ってなんだい?
と、とぼけてしまうくらいには自分の障害に興味がないんです。
そんな私のいい加減で、でも前向きな考え方を
少しだけシェア出来たらな、と思います。

よかったら読んでいってください。 

ー目次ー
私の障害について
障害との向き合い方

私の障害について

私の障害の正式名称は
先天性絞扼輪(こうやくりん)症候群です。
両手の指がまばらに短く、左足は5本とも指がありません。
読んで字のごとく、紐でキュッと絞めたように。

例えるならソーセージ!笑
ソーセージの肉を詰め終わった先端がキュッとなって、結んであるのをイメージしてもらったら分かりやすいです。

それに加えて足首も生まれつき動かず、足先は感覚も無いです。

指の生えていない私の左足は、サンプラザ中野くんばりのつるつるスキンヘッドのよう…。
足首が動かず血流が悪いので、左足は年中冷えています。

普段の生活は外出する時だけ、足型の装具をつけて靴を履きます。

左足が装具。右足が普通の足。自然でしょ?

でもこうやって装具を履けるくらい足の形になれたのは、たくさん手術をしてもらったおかげ。

もともとは足の先っちょに丸いボールがくっついた
ような感じで、かかとも土踏まずも無かったんです。
おまけに足首のあたりも指と同じように
ソーセージになりかけていたから壊死寸前だったとか…
まったく困ったもんです笑

それでもなんとかこうして今は飛んだり走ったり
できるようになれました。
手の指も手術で可動域が広がり、人並みに、
いやそれ以上に何でもできる手になりました!

障害の向き合い方

私は基本ポジティブな人間です。

障害でラッキー!とまでは思いませんが、特別
かなり損をした、とも思いません。

むしろこの障害のおかげで、読書感想文のテーマには困らないし、就活では誰とも被らない強烈な個性をアピールできるし、プラスに作用するよう、いいように利用してきた20年でした笑

そもそもいい加減でズボラな性格なので
手をちまちま隠すなんてしんどいし、
装具なのをバレないようにコソコソ生きる方が
よっぽどめんどくさい…笑

それで引くような人は友達でも何でもないです。

ありのままの自分を受け止めてくれる人だけが
私の人生において大切な人なのであって、
そこにとやかく言う人は必要なし!
寂しく卑しい、残念な人だなでOKです。

こうやって思えるのは、周りの人に恵まれていたからなのと、強い母に育てられていたからだなとつくづく思います。

環境はかなり大切。

おかげで、のびのび健やかに
障害にもあんまり気づかれないほど
普通でぼんやりした人間になりました笑

でもこの普通であること、周りに馴染めていることが、小中でいじめられなかったことにつながるのかなと思います。
すごく日本的だけど、個性が目立ちすぎるのは
標的になりやすい。

これについても思うことあるので、また別の機会に。

何はともあれ、私は障害者である前に
一人間であり、ムクリだ!という心意気で日々を生きています。
それに私は母のお腹に置いてきた11本の指の代わりに才能や経験を人より恵んでもらえたと本気で思っています。
天は二物は与えないらしいけど、足りないところは別で補ってくれてるはずです。

特別秀でてるわけでは全然ないけど、それなりに楽しく生きれているのでハッピー!

今日も私は生きるし、これからも生きます。

この変な個性とともに!!

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