ヘーベルハウスを現役の大工が斬る
こんにちは。
怪獣ぱぱです。
ブランド力の高い旭化成のヘーベルハウス
マイホーム購入の上で検討してる人も多いのではないでしょうか
そんなヘーベルハウスを現役の大工の私がレヴューします
まず、私は3か月ほどへーべルハウスのリホーム現場をやりました。
ヘーベルハウスの下請け会社は、指定工事店となり登録が必要です。
登録といっても、ヘーベルハウスの指定した条件に当てはまらないと登録できません。
正直厳しい門だと思います。
大工も同様、条件を満たし登録し、新規入場教育を受けて初めて現場に入れます。
ゼネコンの新規入場よりも厳しいです。
一言で私の意見を言わせてもらうと、二度とやりたくない!です。
買いてである、お客さん目線だと満足度100%でしょう
こう聞くと私がへーベルハウスの関係者で売りつけようとしてるんじゃないかと思われそうですが、
まったく関係ないです。それどころか、先ほども言いましたが、二度とやりたくない!
そう思うほど厳しいんです。
まぁー大工が厳しいからやりたくない=品質管理が徹底していると言うことになります。
厳しい分、金額が高ければ我慢しますが普通ですからね嫌ですね
では、忖度なしのレヴューにいきましょう
あくまでもリホームを通しての私の肌感でいきます
へーベルハウスのメリットとデメリット
実は、ほぼメリットなんですがいってみましょう
メリット1 徹底した品質管理
へーベルハウスの概念は「糞大工でも腕の良い大工でも同じクオリティー」です
そのためのマニュアルが分厚く、施工方法も同じです。
たち「真っすぐ立っている」3mmまで。レベル「水平」3mmまで。
ここで一つ問題があります。
例えばクローゼットの中の枕棚「床から170cmくらいにある棚」
検査ではスケールで床から図ります。リホームにおいて建物自体が倒れれてるケースが多いので
物を置く枕棚は基本的に水平に大工は造りたいんですが、検査が床からなので
建物なりに斜めに造ります
これにも理由があります。
年月が過ぎ子供の代になった時、基礎から建物を上げる工事をした場合を想定してます
嘘だろって思う人多いでしょうが、事実です。そして、それを裏付けるのが保証年数です。
初期保証が30年間も付いているハウスメーカーはまず存在しません。
メリット2 骨組みが鉄骨
メリット1で話した、保証年数が長いことを実現させる事が出来るのが骨組みが鉄骨造である事です。
そして、外部の張り物もへーベル板、ようはALCなんですが、少し違うので旭化成の特許でしょう
これは、都庁の外壁と同じと思ってもいいです。
個人宅に都庁と同じものが付いていると思うと凄いですよね。
メリット3 指定工事店へのランク付け
指定工事店はランクがありA B Cとランク付けされます。
他のハウスメーカーやゼネコンでも取り入れている手法なんですが、Bランクの工事店は普通の単価で仕事をもらいます。
Cランクの工事店は少し抜かれた単価でもらい、そのCから撥ねた金額をAに乗っけるというやり方です。
これにより、競争力をうませます。ちなみに私がいた指定工事店はBランクです
メリット4 ブランドへのこだわり
メリット1の徹底した品質管理に近いんですが、お客様ファーストなので、まぁーあたりまえですが、すぐに変更がでます。
変更でおねがいしますって簡単に言ってきます。お客さんには良いですよね。しかし、造ってる大工には、当たり前のような言い方するなよって思うわけです。
私の場合は、旭化成の部長クラスじゃなきゃ、年収で負けないので「弱い犬ほどよく吠える」くらいに思って我慢してきましたが、もう二度と仕事しないので、今となっては悪い思い出ですw
では、デメリットにいきましょう
ヘーベルハウスのデメリット
大工として大嫌いなヘーベルハウスですが、デメリットは高い、これだけです。
個人的にはもっと、いっぱい悪口を言ったりデメリットを紹介してベーベルの足を引っ張りたいんですが、
高い以外ないんですね。残念です。
では、どのくらい高いのかと言うと、土地価格は除外して、建物価格で在来の木造で70坪「建坪」
建つのに対し、ヘーベルハウスは約40坪です。
ただし、悔しいですが、その価値はあります。
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