猫背整体師が自分の猫背を改善した方法
猫背を改善するために整体やカイロプラクティックに通う必要はありません。やる気さえあれば自分一人で改善させることができます。
ここでは15年以上猫背で悩んだ柔道整復師の私が猫背を改善した方法をご紹介します。
これを読んでいただき実践していただくことで、あなたも自力で猫背を改善できるかもしれません。
誰が見ても明らかに猫背だった私が、まあまあ普通くらいにはなれました。
下記はイメージですが…
元々骨盤が前に出てしまうタイプの猫背でしたが、現在は無意識でもセスジ伸びるようになってきました。
世の中に「猫背矯正」等を謳っている整体院やカイロプラクティックのような施設がたくさんありますよね。
また、ネットで「猫背 治し方」などと検索すれば解説してくれるページがたくさん表示されると思います。
しかし…
ガチの猫背の人ならわかるはず。そんなことやっても治らないですよね。
なぜでしょうか?
その理由の一つとして、紹介された運動等が猫背を治すことに直結しないからだと思います。その運動を続けることで猫背が治っていくイメージがつかないため、継続することができないので改善できないのではないでしょうか。
そしてもう一つ。施術したり解説している人たちは、彼ら自身は猫背ではないからです。自分自身が猫背ではないから、猫背で悩む人を全く理解できていないんです。だから彼らの指示に従っても猫背を治すことができないのではないでしょうか。
だから、ここに辿り着いてるんですよね。
そこで、猫背に悩んできた私が、猫背改善のイメージがつきやすい運動をして、実際に猫背を改善した方法をご紹介します。
猫背整体師が実践した「自分の猫背を改善する方法」
私は柔道整復師の免許を持ち、現在整体院を経営しております。
NSCA-CPTパーソナルトレーナーとして活動していたこともあります。
つまり、身体を診るプロです。
そんな私は15年以上猫背でした。学生時代の私を知る人間は、私が猫背だった印象は必ずあるんじゃないかと思います。
社会人になり業界で働き出してからも、しばらくの間は猫背でした。人のボディメイクをおこないながら自分自身が猫背だということに引け目を感じていました。
人前に立つときだけ一時的に治すことはできましたが、気を抜くとすぐに戻ってしまいました。当時は1日の大半の時間を猫背で過ごしていたと思います。
しかし、もう一度身体のことを勉強し直す機会があり、その時に本気で猫背を治すための研究もしました。
私自身の体で試行錯誤を繰り返し、ついに自分の猫背を大体は改善することができました。
そしてその方法をわかりやすくまとめたのでご紹介します。
この方法を実践していただければ、ガチの猫背の人でも、整体やカイロプラクティックに通わなくても自分の力で長年悩んだ猫背を改善することができるかもしれません。
「運動」と「意識」が大事
正直に言いますが、努力が必要です。一瞬で良くなるような魔法の方法ではありません。身体を診る専門家の私でも時間がかかりました。
あなたが求めているのは猫背矯正の施術や運動直後に一時的に良くなることではないですよね。仕事帰りに何気なく見たビルのガラスに、セスジがスッと伸びた自分が映っていることだと思います。
そこまで治すのは大変です。
やっていただくのは「運動」と「意識」です。
猫背を治すための運動を毎日する必要があります。1日10分以上です。
そして1日の中でできるだけある部位を意識します。意識すればするほどいいでしょう。
難しくないですが毎日地道に継続する必要があります。
毎日「10分以上の運動」と「ある部位の意識」をしっかり継続する覚悟がある方だけ挑戦してください。
猫背を改善するにあたり、以下の段階に分けました。
【猫背の段階】
意識してもセスジを伸ばすことができない
意識してる間はツラいけどセスジを伸ばすことができる
意識してる間は難なくセスジを伸ばすことができる
無意識の状態でもセスジが伸びていることがある
無意識の状態でも常にセスジが伸びている
ざっくりこのように分けました。
現在の自分は④です。たまに疲れた時なんかは丸まってしまっていることに気づきますが、無意識の状態でもセスジが伸びている時間があります。(現在も運動は継続しています)
今回ご紹介する方法を実践したことで、私は元々の②の状態から3ヶ月前後で③、半年で④になりました。
つまり努力が必要なのは半年以上の話で、本当に時間がかかります。後述しますがもちろん改善できない場合もあります。
しかし半年頑張ったら「意識さえしていればセスジがスッと伸びており、ツラくもない。たまに無意識に鏡を見たらセスジが伸びている自分が映っていることもある」というレベルになれました。
(自分でここまでできたら十分ではないでしょうか)
さらに運動や意識を継続していくことで最終⑤の状態、つまり無意識でも常に猫背が改善している状態になっていくことを目指します。
もしあなたが何を試しても猫背が改善しなくて、でも「運動」や「意識」を継続するやる気がありましたら、私のやり方を真似して猫背改善に挑戦してみてください。
しかし注意点があります。とても大切です。
【注意点】
①治すことが正しいとは限らない
②痛めてしまうリスクがある
③改善しないパターンもある
④解剖学的な良姿勢ではない
①治すことが正しいとは限らない
人それぞれその人に合った姿勢があります。セスジがまっすぐな姿勢が必ずしも正しいということはありません。少し猫背くらいが実は合っているという事もあります。
スポーツ選手でも猫背の選手はたくさんいます。猫背でもどこも痛くもないという人はたくさんいて、そういった人は猫背を治す必要はないかもしれません。
私も猫背でしたがどこも痛くもなくバリバリ格闘技をやっていました。
しかし、それと見栄えは別です。見栄えを気にして猫背を改善したいという方に向けてご紹介しています。
もちろん猫背が原因で色々な症状が出てしまっている方は治した方がいいですね。
②痛めてしまうリスクがある
本来その人に合っている姿勢を無視して猫背を改善させるため、その過程でどこかを痛めてしまうなど身体のトラブルが発生する可能性があります。
また、長年猫背で背骨がガチガチに固まってしまっている人なども、短期間で強引に猫背を治そうとした結果痛めてしまうことがあります。
特にご紹介するやり方は少し強引に反り腰を作ります。その際に腰痛になってしまう可能性もあります。
ご理解いただいた上でおこなってください。
身体のトラブル等の責任は一切負えませんのでご了承ください。
③改善しないパターンもある
猫背にもパターンがあります。ご紹介する方法は多くの猫背のパターンに当てはまると思いますが、中には当てはまらない場合もあります。
そのため、おこなったからといって必ず改善するものではないことをご了承ください。その効果の保証はできかねます。
【猫背のパターン】
1.骨盤前方パターン
→私のパターン。改善が期待できます
2.骨盤後傾パターン
→改善が期待できます
3.反り腰パターン
→試したことがないので正直やってみないとわかりません。
4.首猫背パターン
→紹介している理論や運動等の中で、一部は(首に効く運動等)は効果的だと思います。
5.巻き肩パターン
→巻き方を治す運動等は紹介していません。しかし、セスジを伸ばした際に自然と巻き肩が改善する場合があります。セスジを伸ばしたら巻き肩が治るという方は改善が期待できるかもしれません。
④解剖学的な良姿勢ではない
自分以外、または専門家以外気づかないような猫背は改善できるかわかりません。
私の猫背は誰が見ても明らかな猫背でした。爆○問題の太○さんほどではないですが、それに近いレベルでした。
そういった誰が見ても明らかな猫背の方が、おおよそ猫背だと思われないくらいになる方法です。(誰が見ても猫背の方が、まあまあ普通になるくらい改善するということです)
以上を踏まえて、私の方法で改善したい方は続きをご覧ください。
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