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poem 無暦

野にあって
我ひとり
暦無く

雲は流れ
雨が降る

野にあって
我ひとり
暦無く

風が吹き
光差す

ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。