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poem 透かしの向こう

どんなに
取り繕ったって

どんなに
隠して
見えなくしたって

人柄が
透けている

霞に浮かぶ
稜線みたいに

君の密かな
人柄が

透かしの向こうに
見えている


ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。