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poem 悲しみに拠る

癒したいなんて
癒されたいのは自分じゃないか

心に空いた穴を
癒してきたつもりなのに
前と何も変わっていない

癒されたいのは自分じゃないか

どうしてこんなに悲しいんだ…

夕日が赤く燃えている

それでも何かを信じたい

私の中の悲しみを

私が私である訳を



ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。