story 夢と陰謀
オレだって
オレだっていつか…
あ、いいこと考えた!
裏をかいて死角をついて
まだ誰も気づいていない
ことをしよう!
ぐふふ…
世界はオレの思いのままだ!
おーい!!
そこのひとー!!
あっ、
あ〜あ…
あのひと気づいてなかったのかなぁ…
時既に遅し
呼びかけも虚しく
そのひとは足元にあいていた
深い穴へと落ちていった
ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。