性的マイノリティへの差別をなくしてほしい

YAHOOニュースで目にした同性婚への賛成と反対の意見。
10代から60代以上ほぼ全ての年齢層における6割が同性婚に「賛成」または「どちらかというと賛成」としています。
なぜ法整備されないのか、読んでいて非常にガッカリする内容が書かれていました。

反対の理由

  • 少子化が進みそう

  • パートナーシップ制度くらいで十分だと思う

  • 税金対策などに利用される恐れがあるから

  • これまで日本が築き上げてきた伝統的な家庭という概念を壊してしまうから

記事を書いたライターさんは、これに丁寧に反論しています。
反対意見に反論ってちょっと面白いですが、とにかくライターさんが同性婚を支援してくれる姿勢を示していることにとても安心しました。
世の中には反対する人もいれば賛成してくれる人もいるというのは、当事者としてはとても安心することなんです。
まわりの目が敵を見るような目に見えてしまうこともありますが、それは自分が悲観的になりすぎているだけなのかもしれません。

1990年以前は同性愛は「異常性欲」と語られていた

WHOは1990年に同性愛を精神疾患の分類から外しましたが、それまでは好きな相手が異性か同性かの違いだけで、同性愛者が異常性欲と言われていたんですね。
LGBTQ+の括りででいえば、性別異和は少し前まで性同一性障害と表現されていましたが、それよりもっとひどい表現ですよね。
※私は性同一性障害と呼ばれていた頃にその診断を受けていたので差別的意味合いがふくまれていると思ったことはあんまりないのですが・・・
60代以上の年齢層で同性婚に反対の意見を持っている人が多いのは、同性愛者を異常性欲と呼んでいた時代の教育が染み付いているからなんだそう。
そうやって教育されてきた人に無理やり新しい概念を上書きしていくのは難しいですよね。
政治家に高齢な男性が多いのが、どうやら同性婚の法整備を妨げている原因になっているらしいのです。

G7各国では同性婚の法制化が進んでいる

日本以外のG7加盟国ではすでに同性婚が認められています。
イタリアだけは完全に認めているとは言えない状況ですが、日本より権利の保障が手厚い「登録パートナーシップ法」があり、同性カップルにも異性カップルと同じ権利が認められています。
日本は世界に相当な遅れをとっているんです。
さすがに恥ずかしいことだと政治家には思っていただきたいですね。

おわりに

今回同性婚について綴りました。
私とダディは今後結婚は絶対にできないのですが、私たちのほかにも同性婚を考えるカップルが法に則って「夫夫」や「婦婦」などの形を勝ち取って欲しいなと思います。
同性愛者全てにモラルがあるかどうかは私にはなんとも言えませんが、少なくとも今の段階で異性愛者にだって100%モラルがあるとは言えないんじゃないかと思います。
それは同じ人間として仕方のないことなんじゃないかと思っています。

読んでくれてありがとうございました。

向田つばさ