反抗期と自我の芽生え

反抗期ってなんだろう
それは自我が芽生え、自分の中に主張ができて、周りと反発することで成り立つものなのではないか

自我が芽生えることなく成長してしまった人間には反抗期は訪れないのかもしれない

反抗期らしい反抗期を迎えずに大人になることは多大なリスクがあるだろう
それは10年以上前から囁かれていたものである
反発心をもたないことが問題なのだろうか

反発することなく成長すること自体には個人的に問題だとは思わない
それは考え方に柔軟性があり、適応力があると言い換えることができるからだ
流されやすいというのは協調性とも捉えることができ、欠点だとは思わない

そもそも「和を持って尊しとなす」というのだから
協調性や適応力があることは日本の国家的に優遇されるべき性質ではないだろうか

私も反抗期がなかったと言われた人間ではあるが
それは上記のような理由からではない
両親の圧倒的な権力に萎縮していたからなのである
それは支配されていたことに相違ない

子供は反抗期を迎えるのを間近で見守る親、教師、などの人間が
反抗期について再考し、個性を伸ばすことができるか
問題を見抜くことができるか
今後の大きな課題となるであろう