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おおばぁばとひ孫の会話に思うこと。

投稿が滞っていた言い訳をしたいわけではないのですが(既に言い訳臭)、

諸事情あり自宅が工事中のため、お風呂に入れない2週間だけ、わたしの祖母の家に子供たちと居候させてもらっています。

同じ県内・もともとしょっちゅう会っていた親族とはいえ、

御年81の祖母のもとに身を寄せてよいのかと悩みましたが、

県内ではここ数週間新型コロナの感染確認がほぼ無かったこと、

祖母、わたしと子供たちの体調が万全であること、

スーパー銭湯的なところにわたし一人で4歳児0歳児を連れて行くことの方がさまざまなリスクが付随するであろうこと(オットくん、戦力カウントしてなくてごめん。笑)、

もろもろ悩み、この形になりました。


投稿が滞っていた言い訳どころか、近況説明にこんなに尺を取ったエクスキューズ。

…兎角に人の世は住みにくい。
なんて感じるほどSNSで炎上した経験もバズった経験も皆無ですし、
ここ、noteの書き手さんたちはそんな読み方・物の見方をしないだろうと信じて疑いませんが、
このご時世のお作法というか、わたし自身この前置きがないといまの仮住まいを説明できないため、書きましたとさ。
めでたしめでたし。


ではなくて。

なかなか本題にいけない。笑



81歳、31歳、4歳、0歳。

祖母は、膝と腰を痛めてから歩き方こそ年相応なおばあちゃんですが、
わたしには継がせてもらえなかったDNAの悪戯を恨みたくなるほど、
白くきめ細やかな肌に目鼻立ちがはっきりとしたどこか洋風な顔立ちで、綺麗な人です。

孫フィルター(孫バカというのだろうか)が入っているかもしれませんが、
努めて客観的に見ても、
「こんなふうに年齢を重ねたい」というよりも、
「この肌になりたい」と思うほど、いま現在もとても綺麗なお肌をしています。

よく似ているのは、ハリーポッターのマクゴナガル先生や、天使にラブソングをで修道院長。
あの厳格でちょっとツンデレなところまで。

子どもの頃から、おばあちゃんとお母さん美人だね、と言われたことが何度もありました。

その時言われたニュアンスで、わたしはそうじゃないんだな、と感じ取ってしまった甘酸っぱい思いと、大人になったらもっと似てくるだろうという期待も添えられた思い出。

あえなく、フランス料理の長い料理名のようなその添え物は泡と消えたのですが。笑


そんな祖母と、子供たちとお散歩をしていると。


81歳、31歳、4歳、0歳。


4歳の長男の「おおばぁば〜!」と呼ぶ声とその距離感に、

通りすがる人のマスク越しでも
「ん? ひいおばあさんと孫とひ孫?」
といった訝しげな表情が分かることがあり、
わたしとしては少し誇らしい気持ちに。
容姿のコンプレックスなんて、出産と同時に羞恥心と共に一本背負いで乗り越えられた気がします。笑
いまはただただ、美しい祖母にまっすぐに憧れます。

わたしは父方の祖父母と同居で育ち、いま身を寄せている母方の祖母とも同じ県内のため、
幼少期の思い出にはいつも当たり前に祖父母がいました。
当たり前に。
それが幸せなことだと気づくのはもっと大きくなってからでしたが。

しかし、親族がわりと地方土着?なメンバーばかりで簡単に会うことができ、祖父母との関係も良好だった我が家でも、
残念ながら曽祖父母とはほとんど会うことができませんでした。

わたしの子どもたちにとっては。
年齢的にもかなり若く、心身ともに健康で、近くに住む81歳のおおばぁば。
パパの実家の方は飛行機に乗らないと会いに行けないけれど、それでもお盆とお正月には会えていた「パパのおおばぁば」。

長男は4歳。
大人顔負けに話すようになった彼が、
「ねぇおおばぁば、これ知ってる?」
と植物の図鑑を得意げに見せたり、
庭いじりウン十年のおおばぁばに「これはヒャクニチソウだね」と簡単に答えられたりしている姿を見られるのは、とても幸せなことだなぁと思ったのでした。

もちろん、わたし自身にも、またこの投稿を読んでくださった方にも、
その人の数だけ親族・とりわけ祖父母との関係性や心身の健康状態は違うし、
あぁ幸せ!と全世界に?言いたかったわけではなくて。

祖母の愛した旦那さん(母方の祖父)は、わたしが生まれた年、定年退職してさぁ第二の人生をというときに突然の脳卒中で亡くなり、
祖母はそれ以来、わたしの生きてきた年数と同じ年数、思い出の詰まった家にひとりで暮らしています。

お仏壇と、飾られている笑顔の写真。
その意味を少しずつ理解し始めている長男に、
彼にとっての8人曽祖父母の誰が生きているのか、
死んでしまった人は何歳の時に何で死んでしまったのか
を聞かれました。

努めて穏やかに、でもちゃんと説明しようと思って話をしましたが、
そのなかに今のじぃじやばぁば、
また、パパやママの年齢と近い年齢もあることに気が付き、
両目にいっぱい涙を溜めていました。

少し早すぎたかなとも思いましたが、
今、元気で一緒にいられることがほんとうにありがたい、幸せなことなんだよと伝えました。

これを書きながら、
知って欲しい、
よりも、
伝えたい、
を優先してしまったのかもしれないとまた悩んだりもしています。

当たり前に、無邪気に子どもらしくこの幸せを享受してほしい
という思いはもちろんありますが、

家族がみんな「健康に」「安全に」いられること

が我が家の目標の一丁目一番地だと、わかってくれたらいいな。


ここまで読んでくださったあなたにも、そのご家族にも、よいことがありますように。


むー






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