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可愛らしい後輩に

昨日若い後輩と二人でする仕事があり車で移動しました。

ちょっと前に二人でいた時に、働き始めて少し溜まった違和感を口にされ、事務所では話ができない事をしたそうな雰囲気がありました。

彼女は彼女なりに職場のいろんな人の事を知る為に、それぞれと二人きりになった時に、相手を見ながら話をしたり聞いたりし、ここんちの文化を測ろうとしてるのだな、と感じました。

前は何もいうまい、と決めていましたが、彼女の気持ちを考えて尊重信頼し、車のドラレコも割り切り移動中の車内で、私の主観だから事実が否かはわからないという事を断った上で、私が苦手な事も含め、彼女の質問に答えながら、彼女の抱えてきた違和感を聞きました。

入ってきたばかりなのにあまりの放置さ加減に、彼女は育てる気がないんだろうか、と少し悲しい気持ちだったと打ち明けてくれました。

彼女が入る前から、プライバシーであり上しか知らないはずの彼女の職歴を、べらべらと下世話先輩と美人上司と交代で移動したお局氏が話題にしながら、続くのかしら、と下に見ていたのは事実です。そういう文化ですから。
彼女が来て、仕事ぶりなどの様子を見てから、仕事を教えようとしていた節があります。彼女に大変失礼な話ですが、事実彼女が雇われているのに求人票もまだ出したままになってます。

その辺りの下世話族の悪い読みを裏切り、奇跡な程彼女は有能で前向きで良い方でした。

私が休んでいた時、ある程度放置されながらも自身の有能さと前向きさを活かし、一度聞いた事を自分でメモした手帳を頼りに、すごく頑張ってきた事は、私が8月末に出てきた時に目に映り、すごいなあ、と感心した事でもあります。

そこには、まだ仕事を初めていないうちから容姿をも話題にし勝手にすぐ辞めるかもよと噂してた下世話族三人衆は、大反省すべきだと思いますが、そんなレベルな方々なので、噂で盛り上がっていた事も覚えてもいないでしょう。

彼女には、私が感じたこの部署の闇は、そもそも教えてもらわないと知らないここならではの文化である事(サビ残だとか制服ルールなどの暗黙の了解)を教えてくれない事が多く放置な事、知る為の質問や自分の仕事をやる上でいかがでしょうかと確認や提案した事もなんらかの理由で美人上司で止まっている事がいくつかある事、美人上司と係長さんのコミュニケーションがどうやら希薄で考え方が違う事がわかってきた事を話してみました。
それとともに、一番大事だと思う、あなたが奇跡的に優秀な方だからこんなやり方の職場でもやれている凄さ、明るいあなたがいるから私も仕事に来ることが楽しみになった事、私は部署で友達のような関係者はいないし、個人的な話は避けているので、こんな風に後輩から話を聞いても誰かに話すことはない事、解決できない立場で申し訳ないけれど、話を聞くだけならできるし、誰かに話せば楽になる事もあるから、もしこんなでよかったら、いつでも愚痴をこぼしてね、と声をかけました。
また、係長さんは、あなたが優秀だ、いい方がこられて良かったと繰り返していた事と、私に前から、新しい方がきたら優しくしてあげてくださいね、と言われていた事も伝えました。

人が変われば場の雰囲気は変わるし、私もここで孤立孤独上等と思ってきましたが、少し態度を変え、おばさんの立場で若い新人さんの愚痴をきける人間性くらいは、余裕持っておきたいなあ、と反省と進化を決めた場面になりました。



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